テーマ:介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ:喪失と再生
祖母のお見舞いに行ってきた。
ほとんど意識のない祖母のハンドマッサージをしていたら、点滴が鳴った。 私はコンマ一秒ぐらいの条件反射で、「消音ボタン」を押してしまった。 一年間の入院生活で染み付いた習慣は簡単には消えないものだと自分でもびっくり。 しかもそれを看護師さんに見られてしまった。 うぅ。医療関係者と思われてしまったかも。 酸素飽和度が95%とかになってて、心配な状況だった。 帰るときには100に戻っていたけれど。 土曜日ということで、スタッフの数が限られていてかなり忙しそうな様子。 それでも夜担当の看護師さんが「あ、なんか良い香りがする」ってアロマオイルに気づいてくれ、祖母にも「○○さん、良いにおいですね」って話しかけてくれた。 「お見舞いに来たかいがあったかも」と思えてうれしかった。 今回使ったのはバンコクのナイトバザーで買ったレモングラスの香り。 鎮痛効果があると聞いたので、これをもって行った。 訪れた当初は少し意識があって、少し反応してくれた。 「昨日立浪がホームラン打ったよ」「川上が勝ったよ」とおばあちゃんの好きな中日ドラゴンズのことを話したら、口を動かしていて、少し感動した。 なんとなく去りがたく、結局3時間半も滞在してしまった。 さすがに疲れた。妹と一緒に行けてよかったな、と思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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