カテゴリ:書評/本の紹介
週末、ダウンしていた。
頭痛と倦怠感とちょっとした吐き気。水分は補給していたのだけれど、塩分が足りなかったらしい。塩をなめてみたら美味しくてびっくり。この季節、汗をたくさんかくので水分だけ補給していてもダメなのですね。普段から極端な薄味が好きなので、意識して塩分を摂取しなければと反省。 熱中症wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E4%B8%AD%E7%97%87 夫に食事を作ってもらっている間に山本文緒の「再婚日記」を読んだ。 現在個人的に「山本文緒見直し週間」なのだ。 その昔「結婚願望」を読んだときはこれっぽっちも共感できず「なんじゃこりゃ」とまで思った。 先日読んだ「プラナリア」は意外とよくて山本文緒を見直した。 で、野生時代で読んでいた連載の続きが気になって「再婚日記」を図書館で借りてきたのだ。 「再婚日記」はうつ病と戦いつつ、再婚相手との関係性に悩む著者のエッセイ風日記。途中に何度も中断があるのがリアル。 夫にやたら遠慮していて、食事を作ってもらったり送り迎えをしてもらうだけで変に恐縮している。入院してるのにやたら外泊したり仕事したりお酒を飲んだり。そんなんじゃ治らないぞー、と思っていたら案の定で、最後は転院していてほっとした。 自分の治療のことは分からなくても、他人のことは分かるものですね。 この人は実家の家族(両親)との関係に葛藤があるのだろうと思ったのだが、「恋愛中毒」を読んで確信。 (この本は恋愛小説となっているけれど、エンターティメントやホラー(orミステリー?)の要素が大きい。意欲作だと思う。) とにかく頑張って真摯に生きている人なのだろうし、作品も手抜きしてない感はある。うまいこと言うなと感心するフレーズもあるのだけれど、思考回路などに「とても子供っぽい」と感じるところがあり、のめり込めなかった。 OLさんに人気らしいけれど、「恋愛のプライオリティーがすごく高いのに、恋愛のスキル(技術)が低い人」には共感を与えるのだろうか。 ファン層は大手小町とかで見かけるよく見かけるタイプの人々か。 私的には「他人に好きというのは憚れるけれど、応援したい作家」という位置づけ。作品よりは、作者のバックボーンに興味がある。 とりあえず他の作品も読んでみようかと思う。膨大な時間がある今だからこその気まぐれ読書。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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