テーマ:オール台湾!(1573)
カテゴリ:旅行
台湾旅行3日目。今日は朝から占いに行き、午後からは故宮博物院に行く日である。
朝10時の西門はまだ開店前。 消防士のような人たちが、道路を清掃している。 シャッターの閉まった街角で、クリスマスプレゼントらしきものを交換している若いカップルをほほえましく見ながら、占い師の元へと向かう。 占いは、私が前回行って癒された「日本語占卜」の許金鑾先生。 メールで事前に予約を取り、占って欲しい人の生年月日と誕生時間を伝えておく。 料金は2008年5月から改定になって、 ■紫微斗数AコースNT$3,500(命盤及び日本文付き)説明40分 ■紫微斗数BコースNT$2,500(命盤一枚) 説明40分 だそうだ。料金は日本円で支払うことも可能で、クレジットカードは不可。 私は前回占ってもらったので、今回は手相か米粒でもと思ったのだが、「手相は変わるから見なくてよい」と言われる。 友人IをAコースで占ってもらい、私は前回占ってもらった時の資料を持参してちょこっとだけアドバイスを頂いた。 友人Iは「嫌なこと言われたらやだなー、ちょっと怖いなー」と言っていたが、私は前回の経験から「絶対に大丈夫。悪い場合でも対処法を教えてもらえるし、言い方が上手くカウンセラーレベルの人だから」と説得。 実際に私は、子供の縁が薄いと言われたのだが、「あなたのせいではない、中国では子供の縁を強くするためにこんな方法が伝統的に行われている」など言ってくれ、とても癒されたのだ。 結果、友人Iも私も、納得のお言葉の数々をいただけた。 友人Iの結婚運は32歳から41歳までとのこと。 まだまだこれからじゃありませんか!それ以外も性格についてなど「そうそう~」と思うコメントが数々。 私は、2009年仕事が変わる。2010年は仕事の移動先で苦労する。2011年は文献の間違いに注意、とのこと。え、これって作家になれるってことかしら?! と思いきや、「あなたの事業運は24才から33才だった。事業をするより組織で働くのが向いている」とのこと。がーん。 でも、26才ぐらいから「何かしなければ、そうだ日本茶カフェをやろう」と何かに取り付かれたように活動していた(資格とったり、東京の主な日本茶カフェを全て調査したり、起業セミナーに通ったりetc)のは、この運勢の強さだったせいかも。だからきっと今、取り付かれたように「書こう」としているのにはきっと意味があるのである。うんうん。 占いは、最初に「サービスでやっている」という「生年月日と時間から導き出される、生まれ持った運命の強さ」を示す数字を解説するところから始まる。 私も友人Iもこれが結構高く、私は「富貴の人」と言われた。 これは昔ならお姫様。中国語の解説によると「普通の女の人が正月に着る衣装(綿の入った高い衣類)を、生まれた時から着て生まれてくるような人」だそう。中国の名家はこの運勢を重視するので、こういう運の強さを持って生まれてきた子供を養子にして家の富を保つらしく、貧乏な家に生まれても恵まれた人生を送れるらしい。 私は仕事運についていろいろと聞きたかったのだが、「あなたは富貴の人だから大丈夫。ゆったりと悠然としていれば幸せになれるの」と言われた。「お姫様」だから、台所を手伝おうと手を出しても「あら、指を怪我してしまったわ」などとなって(周囲が)大変らしい。 「そ、それで私は家事が苦手なのですね!」と叫ぶと、友人Iは大爆笑。 先生にも笑われながら「そう、お姫様だから仕方ないのよ」と言われ、これは私の今後のキャッチフレーズにすることに決定した。 私、お姫様だから仕方ないの~。 ・・・・え、イタイですか?! ちなみにこの話を夫にしたら、「それは深く納得できる」と笑っていた。 (夫は私の騎士のつもりなのか、爺やのつもりなのかは不明である。) うれしいことに、来年(2009年)は私も友人Iも「嫌なことがあったら旅行に行くと運気が上がる」らしい。 おお。私と友人Iは、あと2人の高校時代の友人たちと温泉友の会を結成していたのだが、ここ数年私の出産やら子供の病気やらで、女友達との旅行に行けなかった。友人が引っ越してしまったりなんやかんやあったりして、会は事実上解散してしまっていたのだが、来年はあちこち旅行に行こうと盛り上がる。 私も友人Iもちょっと元気になって、先生のお宅を後にした。 さあ、少し早いけれどお昼ごはんに行こう。 西門の定番は阿宗麺線。私は前回来た時に頂いた。「レンゲじゃ食べにくい。箸がほしい」と思ったので今回割り箸を持参していたのだけれど、やはり立ち食いは友人Iには敷居が高そう。 お店は綺麗になっていましたが、テーブルはなくなっていました。完全立ち食い! では、といことで鴨肉扁に行ってみました。うーん。スープはおいしいけれど、麺に腰がないわ。 私達にはボリュームがありすぎかなと思って、ガチョウの燻製はやめておいたのですが、頼めばよかったかなとちょっと後悔。 店内にはネット情報をプリントアウトした紙を片手に訪れたらしき台湾人の家族がたくさんいました。 早めのお昼を食べ終わったのは11時半ごろ。次第にお店が開いていきます。 この日は土曜日。これからこの街には大勢の若者が訪れるのでしょう。 空は晴れ渡り、暑いくらい。友人Iは急遽日傘を買いました。 お昼を食べたらまっすぐ故宮博物院に!と思っていたのですが、私にはどうしても気になるお店がありました。それは「于記杏仁豆腐」。杏仁豆腐の専門店です。 昼食がイマイチだったのと、あまりの暑さに「せっかくだから」と友人Iも行ってくれ、突入決定。 しかし、あまりに広い西門の交差点に私の目が惑い、少し道に迷ってしまいました。 遠東百貨でお手洗いを借りて一休み。 ここのデパートはノーチェックでしたが、NARA CAMICIEなど日本のデパートでおなじみブランドがズラリ。バーゲン+円高でお値打ちでした。西門は若者向けのお店しかないのかと思っていたのですが、そうでもないのですね。 道に出てキョロキョロ。信号待ちで、4歳くらいの男の子とベビーカーをひいた若いお母さんと一緒になりました。 つい子供に目を奪われていると、なんと彼女が「XXX!」とMRTの入り口を教えてくれました。何も聞いていないのに、なんて親切! でも地下鉄に乗るわけにはいかないのです。「違うんですー」と言うと、「じゃ、一緒に行きましょう」みたいな雰囲気に。あわててガイドブックを見せるとお店を一緒に探してくれました。その間おとなしく付き合ってくれた男の子にも感謝。 丁寧にお礼を言って、ばいばーいと別れました。 「于記杏仁豆腐」は思ったよりもこじんまりとした、カジュアルだけどハイセンスなお店でした。 入り口のカウンターで注文をし、奥のテーブルで頂きます。スタッフの制服もいい感じ。 メニューには写真があるので分かりやすくて安心。 「杏仁汁」はアイスとホットがあり、ここから具を4種類選びます。これは簡単な解説の日本語メニューあり。 具は、芋圓やタロイモ・タピオカのくにゅくにゅ系、グレープゼリーや果物のフルーツ系、ハトムギなどの雑穀系などがあります。多分、具の選び方で味がぐんと変わるのでしょう。 一皿目はイマイチ失敗だったので、リベンジで二皿目。ようやく台湾らしい色とりどりな様子をカメラ(とお腹に)に収めることができました。 私は芋圓などのくにゅくにゅ系が独特で癖になりそうな感じでした。友人Iはハトムギが気に入ったみたい。 杏仁汁は美白などの美容効果があるそうです。 「このお店みたいなのが近所にあったら通うね」「うん、メニューを全部制覇したい」と私たちが杏仁汁について談義していると、おじさんが一人でふらりとやってきて巨大なかき氷をおいしそうに食べていました。 昨日の鮮芋仙といい、ここといい、甘いもの好きな男性にとって台湾は天国ですね。 東京出張した時に、神田の有名な甘味屋さんで男性一人客が居心地悪そうにお汁粉を食べていたのを見ましたが、それとは対照的です。 ていうか、日本にもこういう甘味屋さんがたくさんあればいいのに!と思います。 「体によいデザートと言うコンセプトがイイ。日本でフランチャイズ展開したら儲かりそう」と事業運が過ぎ去ったらしい私が妄想を膨らませると、現実的で金運がよいという友人Iが「でもお姫様だから現場は向かないよー。やめときなよー」となだめます。 私、前回占ってもらった時に「女友達に恵まれています」と言われたんだよね。 さて、お腹も別腹も満腹になったので、いよいよ故宮博物院へと向かいます。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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