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January 15, 2009
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カテゴリ:旅行
台湾最後の夜。私が苦手とする荷造りもほぼ終わり、一安心。
上手く睡眠の波を捉えられそうだった私ですが、夜中に目が覚めました。
喉がおかしい。

私は20代の頃に風邪をこじらせて入院して以来、風邪をひくとまず喉に来るようになりました。
旅立つ前に風邪を引き、ずっと「葛根湯」でごまかしつつ旅の最終日を迎えたのですが、この喉の違和感は、かなりヤバイ感じです。
とりあえず念のために持ってきた医師処方の薬を服用し(*よい子はまねしちゃいけません*)、暖かくして眠りました。

朝起きてもどうもすっきりしません。
この日のプランは「台北101タワーに登る」or「ホテル近辺を散策する」です。
今回は観光らしい観光をしなかったので、最終日はぜひ友人を101タワーに連れて行きたいのですが、大丈夫なのだろうか、私。

ひとまず朝食を取りながら様子をみることにしました。

今回宿泊したのは台北凱撒大飯店(台北シーザーパーク)。
以前はヒルトングループに所属していたとか。
ホテルのブランドグループを脱退すると、現地のニーズに合わない余計なコストは削減できますが、サービス水準は低下しがち。
事実、2008年半ばの改装前は「浴室のシャワーカーテンがカビ臭い」「部屋が煙草臭かった」という意見を多く目にしました。

でも改装後は概ね好評な様子。お値段と立地は魅力的だったのでチャレンジしてみました。
結果、正解でした。

私たちがアサインされたのは16階の角部屋。窓から台北駅が見えます。
部屋からみた風景
最初は14階だったのですが、チェックイン時間の15時に部屋が用意されておらず、新人っぽい男の子が慣れない手つきで変更してくれました。
彼のモタモタっぷりに「このホテル大丈夫か?」と思ったのですが、彼以外のスタッフは英語も日本語も堪能で、意思疎通に困ることはありませんでした。
お部屋の日本語表記も充実。「日本語専用ダイヤル」に電話しても英語か中国語で出られることもありましたが、ジャパニーズスピーカープリーズというとすぐに替わってくれました。

お部屋は広いし、無料のミネラルウォーターや湯沸しポットとティーセットも完備。
浴衣や使い捨てスリッパも用意されていました。
お部屋に時計がないのと(モーニングコールの依頼で解消)、浴室にカビっぽい黒ずみがあること以外は快適でした。

朝食も充実。パンやオムレツ・果物にチーズにヨーグルトといった洋風ビュッフェメニューは一通りそろい、お味噌汁やお粥の和食も。豆乳や蒸しパンの台湾ならではのメニューもあって連日楽しめました。
何より、係員のサービスが行き届いていて、この規模のホテルにありがちな「ちっともお皿をさげてくれない」「人の食べ散らかした後が目に飛び込んでくる」ということがなくて快適でした。
朝食の勝負だったら、グロリアプリンス(前回宿泊)に圧勝です。

さて、4日目の朝ごはん。とりあえずビタミンを取ろうと思ってグレープフルーツと格闘するのですが、ナイフを持つ手に力が入りません。
「ねえI、私だめかも。」とカミングアウト。
部屋に戻ってパジャマに着替え冷えピタを貼りながら、今日のプランを提案しました。
 ・一人でタクシーで101に行って帰ってくる
 ・一人でホテル近辺を散策
 ・一緒に寝ている
彼女は「外国で一人で行動なんて!」と迷っている様子でしたが、やがて「せっかく
ここまで台湾を完璧に満喫してきたのだから、101にも行ってコンプリートしたい」と決意。
ノートに、台北101の正式名称と住所・ホテルの名前と住所を書かせてタクシーを乗るときに見せるよう指示。101の展望タワーは一人400元であること、観光地なのだから日本語が通じるはずと励まして送り出しました。

大丈夫かな。ていうかそれよりも私も体調をなんとか整えなければ。

一人になると、ホテルの部屋はとても静かに感じられます。
窓の外には駅前の喧騒が広がり、救急車も通ります。
冷蔵庫がウィーンと動き出したかと思うと、どこかのフロアでシャワーを使う音、掃除の物音も聞こえます。

闘病のお供はこれ。
くだものとお茶
昨夜三越で買った旬の果物「霧蓮」と、無糖の中国茶。

「蓮霧(イェン・ウー)/ワックスフルーツorワックスアップル」は、薄い皮ごと食べました。日本のりんごを原始的にしたような、野趣あふれる口ざわり。やわらかい果肉は食べやすく、水分が多くて闘病にぴったりです。

中国茶のペットボトルは種類が多く、初日に通ぶって「台湾のお茶は砂糖が入っていることがあるので”無糖”と書いてあるのを選ばないといけないのよ」と説明したのに、人口甘味料入のを選んでしまった私。
これじゃあ日本茶インストラクターの名がすたる!と翌日から本気でお茶の種類を観察。
どうもコンビニやスーパーでの扱いから、このお茶がトップブランドと推測しました。
余計な添加物がなく、味もすっきりしていて飲みやすくおいしいです。

日本から持ってきた冷えピタもつめたくて気持ちいい。どうもこれは相当熱っぽいということです。
年末の台湾は名古屋と違って暖かく「風邪を引かないように気をつけなければ」と気負う私はどうも厚着をしすぎで汗をかいてしまう傾向が。あれがいけなかったのかなぁと反省します。
実は私、いかにも「観光地」という場所に興味がなく、特に観光タワーは真っ先にパスする場所のひとつ。この傾向は私の夫も同じで、前回台湾に来た時にも、台北101タワーには見向きもしませんでした。今回は友人Iのために行ってみようと思っていたのですが、こんなことに。
友人に申し訳ないなぁと思いつつ、でもそれ以外の今回の旅行プランの場所は、タクシーで行きづらいところばかりだから101を残しておいてよかったとも思います。
いずれにせよ、私がもっと体力あればこんなことにもらななかった訳で。友人Iは昔から歩くのが遅くて以前は彼女のペースに合わせて行動していたのに、私の体力はいつのまにか激しく低下しているようです。

時折、ハウスキーパーの話し声なのか中国語の甲高い声に起こされたりしながら、私はホテルの部屋で2時間ほどうとうとしました。

12時過ぎに友人Iが無事生還。
なんとお土産に「101で買ったパン(くるみ入りで私好み!)」と「ホテル近くのお店で売っていてずっと気になっていた苺ミルク」を買って来てくれました。

さっそく苺ミルクを頂きながら、彼女の報告に耳を傾けます。

行きのタクシーは、ホテルのドアマンにお願いした(初日の私の行動を覚えていてくれたのです)。展望タワーはすぐに分かった。昼食は101で食べてきた。
帰りのタクシーは、数字のパズルに夢中になってる人で、信号待ちの間にもパズルをやろうとするので怖かった。
行きも帰りも同じくらいの値段だったから、ぼられていないと思う。

台湾初日には、地下鉄のホームで私の腕にしがみついていた彼女なのに。
成長したなぁと感動。「教え子が活躍する姿を見る先生の心境」ってこんな感じなのかな。

おまけに「101タワーは平日8時のミッドランドスクエアだった。きれいなんだけど、台湾らしさはない。人が観光客がちらほらいるだけで、ガラガラ。つぶれるんじゃないかと心配になるくらい。無理して行ってたら、きっとがっかりしたよ。寝ていて正解だよ」と私を気遣ってくれます。

苺ミルクはとてもおいしくって、心と体に染み渡りました。


13時ごろに優雅にチェックアウト。
日本語デスクに電話して交渉したら、あっさり13時までのレイトチェックアウトを無料でしてくれたのも助かりました。
12時ごろにフロントを通りかかった友人Iによると、12時ごろのフロントは大混雑。
「多分フロントの人にしてみたら、頼むからチェックアウト時間をずらしてくれ!という気分だと思う」とのこと。

少し休んで楽になった私は、余裕もできて「今、台湾についたばっかり。ツアーできたのだけれどガイドさんの説明が不十分で何が何やら分かりません」という風情のご夫婦に、「あ、チェックインは15時からだそうで、それまで荷物を預かってくれるんだそうです」と解説&おせっかい。
「まあ、ご親切にどうも!」と奥様が喜んでくださったので、さらに「お部屋のエアコンはクーラーだけなんでつけると寒いです。電話すれば毛布を持ってきてくれますよ」とおせっかい。

ロビーで、ガイドさんのピックアップを待ちます。
友人Iの隣には、「地球の歩き方」をひろげて「故宮までの行き方」を検討する学生っぽい男の子2人組が。
友人Iが目で「彼らには教えてあげないの?(あなたコダワリの紅30のこと)」と私に合図しますが、「いいの」とスルー。私だっておせっかいをする相手は選んでいるのです。
学生なのに下調べもせずにやってくる奴は、多少苦労した方がよいのです。このホテルに泊まるってことはそれなりにお金もあるんでしょうし。

ほどなくガイドさんを発見。彼は私たちと同時にピックアップするはずのもう一組が遅れていることを確認すると、言いにくそうに口を開きました。「大変ごめんなさいなんですけど、今日手違いでバスが来ていません。免税品店までタクシーで行きます」。

えっ?

詳しく聞く間もなく、遅れていたご夫婦が到着して、既に15分遅れのツアーはあわただしく出発しました。

(つづく)





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Last updated  January 15, 2009 03:35:28 PM
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