テーマ:京都。(6100)
カテゴリ:旅行
元旦の夜は食事には困った。
とにかくお店が開いていないのだ。ラーメン屋さんならやっているのでは?と思って天下一品の総本店に行ったのだが、なんと閉店。 ガソリンスタンドにいた従業員の男性に「どこか夕ご飯を食べれるところはありませんか?」と助けを求めたのだが「お店はこの先を左に曲がったところにたくさんあるけれど、今日はやってるかどうか」という心許ないお返事。 京都の方はきちんと元旦は休むのね。きっとおうちでお節を食べているのね。 旅行者は寂しくそう思う。 そういえば昔、祖父母が「横着者の盆暮れ働き」と言っていた。そういう言葉がまだ効力を持っている土地柄なのかもしれない。 ほとんどの店が閉まっている様子に、夫は「クリスマスにローマに行った時のようだ・・・」とつぶやいていた。 車で左京区を彷徨うこと約30分。ようやく京大近くの天下一品が開いているのを発見。 いそいそと入店すると、店内はジャージを着た男子大学生でいっぱいであった。 森見さんの小説には「腐れ大学生」が多数登場するが、この上品できちんと生活をしている町に住んでいたら、そりゃ学生は自分のことを「腐れ大学生」と自嘲したくなるであろう。 そう思いながらラーメンをいただいた。 うすく切ったチャーシューと、いっぱいのった九条ネギがおいしい。 グレゴリオ青山さんが「東京にすんでいた時は、帰省するたびに九条ネギを大量に買い込んで、新幹線で運んだ」と書いていたのも納得だ。 今日は昼に九条ネギのオイルパスタ、おやつにスジ焼き(ネギたっぷり)、夕食にネギたっぷりラーメンとネギつくしの一日だった。 今年はネギに縁のある年になるのかもしれない。ってどんなんだ・・・? コンビニでお買い物をして、「学生カップル気分」を味わい、ホテルに戻った。 もう少し若かったら「ミスドでお茶」でもするのだけれど、さすがに胃にもたれそうで自重。 コンビニを出て歩いていると、夜の住宅街の中を突然電車が駆け抜けるのが見えた。これが叡山電鉄か。1両編成で、車体が短い(ように見える)。 なるほど「あれは狸が化けているのだ」と言われても納得してしまいそうなたたずまいだ。 夫が「明日はあれに乗ってみようか」と言い出した。賛成。実は私も、森見さんの小説を読んですっごく乗ってみたかったのだ。 旅行最終日である明日の予定は「叡山電鉄に乗る」ことに決定した。 初日に買った地元情報誌エルマガジンの左京区特集を読んで、ランチが食べれそうなお店をチェックする。 (つづく) たまには短めに・・・。 あ、元旦に京都を旅行する場合は、素直にホテルのレストランを予約するか、繁華街で食事することをおすすめします。特にお子様連れの場合は。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[旅行] カテゴリの最新記事
|
|