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夕食は会津若松の郷土料理が食べられるという「会津居酒屋・郷土料理 籠太(かごた)」さんをセレクト。
ホテルスタッフおすすめのお店として下調べをしている時に知ったお店。ちょっと検索したら、居酒屋マニアな皆さんに人気のお店らしい。 居酒屋マニアさんとライダーの皆さんのお薦めには、ハズレが少ない。 多分クチコミと行動力が豊富で、私の好きな「普段着のカジュアルなお店」を好むからだろう。期待をしながらお店に赴く。 ホテルからは徒歩で、まず住宅街を抜ける。午後7時をすぎた街には人通りがない。 「あいさつをしましょう」的な縦書きの標語看板があちこちに掲げられていて「はやり規律を好む街なのだな」と感じる。 しかし、「遅くとも四時には家に帰りましょう」という標語(?)には驚かされた。 午後4時って・・・・ひょっとして朝4時なのかしら?? 少し歩き疲れた頃、繁華街に出た。 メインストリートは、既にシャッターが降りているお店がほとんど。そこから1本脇にそれると、居酒屋や怪しげなお店のネオンが光る。 それにしても人がいないな・・・と思いながら角を曲がると、急に作業服風の制服を着た体格の良い男の人8人くらいの集団が現れた。一瞬「藩士の皆さん?!」と思ってしまう。 送迎タクシーが目立ちはじめた頃、目的のお店にようやく到着した。 門をくぐると、周囲の猥雑な雰囲気とは一転して、ゆったりとした玄関が迎えてくれた。シンプルで清潔で趣のあふ店内の雰囲気。「このお店は絶対に当たりだ!」と確信が持てる。 多くのお客さんでにぎわっていたが、ほどなくカウンターに案内される。 メニューもいい感じだし、ノンアルコールのドリンクも豊富。はるばる歩いてきたかいがあったなーとうれしくなる。 まずは「こづゆ」。 お正月などのお祝いの席に欠かせない会津若松の郷土料理。あっさりとした上品な出汁に、丸い小さな麩がアクセントになっている。この小さな器はこづゆ専用の器なのだとか。 続いて、馬刺し。「蹴飛ばし」という名前だった。 添えられている辛い調味料がなんだかとてもおいしい。辛いのだけれどコクもあって味わい深い。同じく馬刺しをよく食べる長野では生姜やニンニクをすり下ろした物が一般的。こういうタイプの調味料は初めて味わう味だ。 思い切ってお店の人に尋ねてみると、「にんにくと唐辛子を発酵させた物。昔は手作りしていたけれど、馬刺し屋さんの物を買っている」とのこと。「辛みそたれ」という瓶を持ってきてくれ、1瓶400円で分けてもらった。 「醤油でといて焼き肉にも合う」とのこと。我が家では現在炒め物などのアクセントにも大活躍です。写真は・・・他サイトですが、これです。 http://shope.goo.ne.jp/se/goods_detail/02751/61307680_T0100.html そういえば街のお肉屋さんでも、「牛・豚・鳥・馬」という看板を見かけた。馬肉を好むエリアなんだなと実感。 山菜の天ぷらや、ホタテのお刺身など、料理はどれもおいしい。 最後はわっぱ飯で締めてお会計。 気がつくと最後の客になっていた。まだ夜9時なのに。 あんなにたくさんいた送迎タクシーもほとんど見かけなくなっている。会津の夜は早い。 繁華街に出ると営業しているのは、TSUTAYAとバーぐらいになっていた。 カフェバーっぽいお店で、肩だしドレスを着たキャバ嬢と、Tシャツにハーフパンツの男性達が盛り上がっていた。 その横を、ツタヤのレンタル袋を自転車の籠に入れた青年が通り過ぎる。 地方都市の娯楽の少なさを感じる風景だった。 「遅くとも四時には家に帰りましょう」は朝じゃないね、きっと夕方だね。 そんな話をしながら、夫と宿に戻った。 (会津若松編はおわり・次は喜多方に行きます) ---------------------------------- 馬刺しのタレは楽天でも購入可能。馬刺しセットは父の日のギフトにもいいかもです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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