カテゴリ:旅行
旅行2日目は、暦の上では平日。高速道路のETC割引が適用されない。
そこで、一般道を使ってドライブすることにした。 地図を見ていると、喜多方と米沢を通って山形まで行ける様子。 この日は、ラーメンと米沢牛を食べることに決定! 宿は前から気になっていた「スーパーホテル」の山形市を選択した。 さて。会津若松を出ると、広々とした農村地帯が広がりはじめた。 道路の左側だけに、謎の金属のフェンスみたいなものがある。ずーっと続いていて、一部ではこれがのびていて。シャッターみたいになっていた。伸縮自在な風よけフェンスなのか? 謎は解明されないまま、このフェンスは2Kmぐらい続いて唐突に途切れた。 しばらくのどかな何にもない風景の中を走っていると、急に「ラーメン」の看板が密集して現れた。おお、これが噂のラーメン密集地帯・喜多方市! なんでも喜多方市は人口5万人のまちに120軒ものラーメン屋さんが密集しているとか。 「蔵の街」としてNHK関連で売り出して観光客が押し寄せたものの、食事どころがないということで、地元で愛されているラーメン屋さんを紹介したのがブレイクのきっかけだそうです。 喜多方ラーメンどっとこむ:http://www.kitakataramen.com/ 農作業の合間の食事にもラーメン(出前してくれるとか)、仕事の接待でもラーメン、朝からラーメンと、なにかにつけてラーメンを食べるのだとか。 ラーメン屋さんには「XX食堂」みたいな名前が多くて、この街では外食=ラーメンなのかな、と想像。 朝7:30から営業しているお店も多く、私は迷った末に「喜多方ラーメンの生みの親」という「源来軒」さんを選択。 旅先での食事は、私はいつも「元祖のお店」か「ブレイクのきっかけとなったお店」か「現在地元の人に支持されているお店」か、どれを選ぶかで迷ってしまう。 いつもは2番目のお店か、3番目のお店(かつては地元の人のファンサイトなどで相談すると親切に教えてくれることが多かった・・・今では掲示板を閉鎖してしまったサイトが多くて悲しい)を選ぶのだけれど、今回はあえて1番目の「元祖のお店」を選択してみた。 それがここ。「老麺会」の旗が厳かにたなびく。 老麺会:http://www.ramenkai.com/ なんでも、戦前に中国から親戚を頼って渡ってきた店主が、屋台で売り歩いたのがはじまりらしいです。 現在のご主人は二代目。一代目はすごく有名な方で、店内には様々なメディアに掲載された記事がずらーっと貼ってありました。いろいろとご苦労なさった様子。 でも彼のおかげで喜多方市の名を全国にとどろかせ、「ラーメンで町おこし」という一大ムーブメントを日本に生み出したのです。これはかなりの功績。 喜多方市は「蔵の街」として有名らしいですが、正直「そうですか?」という印象。 それよりも、昭和初期のまま時代がとまっている商店街(でもつぶれているわけではない様子)の方が旅行者の目には新鮮です。 たとえばこんな感じ。木戸に軒の低いつくりで、全体的に茶色くくすんでいます。 うーむ・・・とこの街の歴史と未来に思いを馳せていると、ラーメンが出てきました。 スープはあっさり。チャーシューの味がしっかりしているのが印象的。 平日ということもあってか、10:30の店内は意外と空いていました。私たちともう一組の観光客らしきご夫婦、その後何人かのお客さんがみえました。 銀行マンかJA営業員みたいな大きなカバンをもった人も来店。 「どこも不景気だから、ラーメンに頑張ってもらわないと!」とにぎにぎしく挨拶をし、おかみさんはそれを笑ってかわしていました。 大丈夫か、喜多方市。 でもまあそんな心配も「次に訪れた会津喜多方ラーメン館」を訪れて多少は解消されました。 各種お土産に、ラーメングッズの販売。 巨大な岡持やずんどうまで・・・こんなの買う人いるのか?ここで。 れんげも各種取りそろえ。時流にのって「天地人」そろいます。「愛」もあります。しかし、「恋」はなんだ?姉妹品?? 前掛けだって購入できます。セール価格で¥2200! 私はここで念願の「べこの乳」をご購入。 ラーメンを食べると牛乳が飲みたくなるのは私だけでしょうか。 このラーメン館でもらったパンフが傑作でした。 「学校給食や病院でもラーメンが出る」というのはともかく、「朝食にラーメン。早起き野球のあとに、出勤前に、休日ともなると家族そろって朝食にラーメン。この町ではごく当たり前のことである」という記述が。 「朝ラー」も気になりますが、「早起き野球」って何だ?!そんな風習もあるのか??といろいろと気になってしまいました。 そういえば、四国の丸亀に転勤になった同級生が「何もない町だ。喫茶店もビデオ屋もない。うどん屋だけはたくさんある。会社のおっさん達は、朝うどんを食べてから出勤してくる。モーニングコーヒーでなく、モーニングうどん」とつぶやいていたことを思い出しました。あれはさぬきうどんブームがブレイクする前だったから、「それ本当ー?」なんて言っていたのですが、本当だったみたいです。 それがここ喜多方では「朝ラー」。いやはや、本当に日本は広いものです。 この町でも、お肉屋さんは「牛・豚・鳥・馬」であることを確認して、いざ出発。 山菜採りの道具がずらりと並んだよろずやさんを最後に、町並みはすぐに農村風景にと変わりました。 (「熊よけの鈴あります」と張り紙がしてあった。すごい物売ってるなーと気になりつつ、引き返せなかったのでチェックできず。ちょっと後悔しています) 次に目指すのは、米沢牛の米沢市。です! (つづく) 帰宅後、この「ラーメン館」は楽天市場にも出店していることが判明。 手広くやってるなーと思った印象は間違いではなかったようです。 お店はこちら→会津喜多方ラーメン館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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