カテゴリ:喪失と再生
どうにかこうにか3回目の命日をやりすごした。
あの夜のことは思い出すのも辛くって、でも思い出さずにはいられなくて、久しぶりに安定剤のお世話になった。 これで私も天使ママ3年生。 主治医は「3年間が目安。あなたのような体験をした人は、3年間は何も出来ないでいる人が多い」と言っていた。本当なら3年間じっくり休んでから仕事に復帰するべきだったのだろう。 けれどそんなに長く休める会社はほとんどないし、私の場合「職場に復帰する」という目標がなければ、あれほど頑張ることはできなかったと思う。 「仕事があった方が気が紛れる」という意見もあるけれど、私の場合、仕事は気を紛らわすためにやるものではなく全力で取り組むもの。仕事の性質上残業は避けられないし、職場を離れても「どうしたらよいのだろう」とあれこれ考えてしまう。100%生活を捧げないと満足できる成果を出すことができない。 けれど今の私には追憶の時間が必要。 時間にゆとりのある仕事を割り当てられても、息子の姿がちらついて「今あの子がここにいたらどうするかな?」なんてことをぼんやりと考えてしまう。 「どんな人とどんな話題でも対応して良好な関係を築く」というのが私の売りだったのに、子供の話題や病気の話題は凍り付いてしまう自分がいる。 今までの職場で今までのように仕事をするということは、私にとっては息子との経験をなかったかのように振る舞うことで、私はきっとそれがやるせなかったのだと思う。 今日で失業者生活も約3週間。まだ将来は漠然とはしているけれど、当面の目標は設定できた。IllustratorとPhotoshopを学べる職業訓練に通うことだ。 まずは選考試験の突破が必要。明日から(1)筆記試験の対策を毎日頑張ること、(2)長距離通学に耐えうる体力を付けること、を2大目標に定めて毎日こつこつ頑張ろうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 19, 2010 07:22:01 PM
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