主人の変なとこ
今日、忌引き休み明けで久しぶりに出勤した主人は朝から人が変わったように元気だった。朝のテンションそのままに手には木製の踏み台を持って帰ってきた。 (家の物干し竿が異様に高く、前から踏み台が欲しいと私は主人に訴えていた。 市販の踏み台は値段が高いから いつか作ってくれ、とお願いしていた。)「ほら、見てみて!!こんなんでいいでしょう~!」見ると 丸太のような頑丈な木材で かなりしっかりしている。「すごいね~ ありがとう!」と御礼を言ったが、よく見るとジャンボエンチョウのシールがついている。「もしかして、いや もしかしなくてもこれ買ったでしょう! いくらした?」聞けば ¥3,980 だと言う。「ふーん 高いね。」「いいじゃん。俺の気に入ったものなんだから。」このお金は主人のお小遣いから出した。こういう生活用品は家計から出すつもりのわたしはなんだか面白くない。「土日、寝てばかりいるんだから たまには工作まがいのことでもしてもらって 気分転換になればと思って 作ってもらおうと思ったのに… 買っちゃったら意味ないじゃん」そんな面倒なことはしたくない。お金は俺が出したんだからいいじゃないか。という主人の主張。そう、たしかに主人はそれほど間違ってはいない。わたしも自分の意見を押し付けたと少し反省した。こういう些細な意見の食い違いが私たち夫婦は多い。主人は結婚前は一人暮らしをしていた。その生活用品は、今 我が家で息づいている。それには首を傾げたくなるものも多い。まず、・玄関に造花をいっぱい飾る。・トイレに古い携帯電話の箱を置く。(歴代のもの)・お風呂のブラシ、毛が抜け落ちて使いものにならないのに置いておきたい。・通販で家中あらゆるところの洗剤を買う。(私はそれを使わないから もちろん減らない)・エレガントな花柄のポーチをいくつも買う。(用途なし)・ガラステーブルにカッティングシートでロゴを貼り付ける。(センス悪)・ラッキーな数字の金額のレシートを 冷蔵庫横に貼り付ける。・使わない預金通帳、印鑑の数が異常に多い。ほか 多数。 気になって指摘しても 本人なりの理屈があるらしく言い訳をしてはおかしなものの更新の日々だ。玄関の花などは友達が初めて来訪した際は 必ずそれを見てびっくりする。微妙な顔をする。遠慮のないNHKのおじさんは“うっとおしい”といってくれた。 賛成!たぶん、この変なこだわりは一生続く。最近では 次はどんなことにびっくりさせてもらえるか楽しみになってきた。 誰もが驚く玄関