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カテゴリ:イギリス
先週からスカパー!のミステリーチャンネルで放送が始まったイギリスChannel 4 の番組「マナーハウス(英国発貴族とメイドの90日)」第1話を見ました。 イングランドとスコットランドの国境沿いに実在するエドワード朝様式のマナーハウスを舞台に、当時の暮らしを3ヶ月間、オーディションで選ばれた一般人が再現するという番組です。 執事役のエドガーさんは、現在の職業は建築コンサルタント。執事になる研修を終えて、すっかり当時の執事になりきっています。二重にかけたメガネにちょっと気難しそうな顔が似合っています。シェフにはちょっとミスタービーンのような風貌のフランス人。使用人には、フットマン、レディースメイド、ハウスメイド、スカラリーメイド、ホールボーイなどなど地下鉄に勤める男性やら旅行案内所で働く人など、約15名前後。これまた使用人の世界にも上下関係があり、一番下っ端の使用人は、同じ使用人の上司に声をかけてもいけないらしい。 今まで数多くの英国映画を見てきたのだけど、マナーハウスで働く使用人って、綺麗な館に住めて、多分おいしい食事も食べられて・・・といいことずくめなのかと思っていたのですが、当時の規則に遵守して働くことはかなりの苦痛だったようだ。なんたって、お風呂は週に一度、異性とは口をきいてはいけない、一番下っ端の使用人は尿瓶のお掃除などなど。当時でも、やはり長く続く使用人は少なく、2年ほどで辞めていくことが多かったそうなのだけど、この再現ドキュメンタリーでは、すでに第1話で、下っ端のスカラリーメイドのルーシーがわずか2日で辞めていきました。 しかも、理由が 「なんで、この仕事を私がしなきゃいけないの?」(それは、あなたの仕事なのよ!) 「今まで、料理も洗濯も全部母がしてくれた。私は人のために働いたことはない!」(じゃ、なんで、この番組に応募したんだよ!)って感じの超わがままな女性でした。同僚もみんなあきれ顔。 貴族の役を演じた人たちといえば、何から何まで至れり尽くせりで、楽しそうでしたけど、 女主人の役となった人は「自分一人で洋服も着ることができない」(コルセットのため) 「何から何まで人にしてもらうのは子供になったようだ」と、使用人役の人から言わせれば、贅沢な悩み・・なんでしょうけど、確かに自由なようで、自由でない生活だったのだと思ったりもしました。 次回もまたまた波瀾万丈な事が起こっていそうです。続きが楽しみ。 こちらで、予告編動画を見ることができます。 「マナーハウス(英国発貴族とメイドの90日)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月08日 20時37分25秒
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