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不規則な食生活や偏食、また過度なストレスに伴い今、若い層にも増加中の脂肪肝。
今回は、まさに生活習慣病ともいえる、この脂肪肝について医師に詳しく解説いただきました。 脂肪肝って、一体何? 脂肪肝は肝臓の細胞に脂肪滴という脂肪分が沈着した状態をいい、大きく分けて、次の2つに分類できます。 1:非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:nonalcoholic fatty liver disease) 飲酒習慣がないのにアルコール性肝障害に類似した所見を示す 2:アルコール性肝障害(alcoholic liver disease) ※いわゆる脂肪肝は、1のNAFLDが該当。 特に脂肪肝のみでは一見正常ですが肥満や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、アルコールの飲みすぎをよく伴うといった特徴も。 脂肪肝の2大原因 1:食べ過ぎのよるカロリーの過剰摂取によって肝臓に中性脂肪がたまっていく 2:アルコールの過剰摂取 アルコールの代謝にエネルギーを使ってしまうために通常の中性脂肪の代謝が円滑に行われず中性脂肪がそのまま肝細胞に沈着してしまうのです。 まれに食事を摂らずに飲酒のみを続け栄養不足によっても起こる場合もあります。 脂肪肝の危険性… 脂肪肝も初期の段階であれば、節制することで健康な状態に戻ることができます。 しかし脂肪肝を長期間放置すると、肝臓の細胞に負担がかかって炎症を発症。 その炎症状態が続くと線維化といって肝臓がだんだん硬くなり、慢性肝炎、肝硬変へと進行し最悪の場合は肝臓がんにまで進展する可能性があります。 皮膚にけがをしてもその後、清潔な状態を保てばきれいな元の皮膚に戻りますが何度も同じ部分の皮膚をけがしていますと治ることは治るのですが徐々に硬くなっていきますね。 これと同じことが肝臓でも起きて肝臓本来の機能が果たせなくなってしまうわけです。 脂肪肝の改善法&予防法 過剰な飲酒がある場合は禁酒が第一です。 中には自分でアルコールの量を制御できなくなってしまっているアルコール依存症の患者さんもいるかもしれません。 その場合は精神科での治療も必要になってきます。 また過剰な栄養摂取があれば規則正しく適正なカロリーを保つことと運動の継続です。 医師からのアドバイス 脂肪肝になりやすい人の特徴として、やはり運動せずに食べ過ぎていたり、あるいは飲みすぎ、偏食、過剰なアルコール摂取が考えられます。 肝臓は相当ひどくなるまで症状に出ません。 症状がないからと、負担をかけ続けているのは非常に危険。 生活スタイルを見直して予防するのはもちろん、少しでも不調を感じた場合、甘く見ずに早い段階から治療に取り組む必要があります。 (監修:Doctors Me 医師) 2016年1月5日(火)11時0分配信 Doctors Me お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.01.05 20:40:44
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