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見ず知らずの人が乗り込むだけに、さまざまな問題が起こる場所、電車。
しらべぇでは以前、弱冷房車導入の是非や、満員電車で席に座らない人などの問題についてデータを交えて紹介したが、新たな衝撃のデータが判明した。 ■席を譲ってキレられた人が1割以上 しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1340人にアンケート調査を行ったところ、「電車の中でお年寄りに席を譲って『まだ若いわ!』と遠慮されたことがある」と回答したのは全体の13.2%。 該当者に話を聞くと 「目の前に70歳くらいの男性がいて、『一番譲るべきか悩むパターンだ...』と思いつつ声をかけると『俺が年寄りに見えんのか?』ってキレられた経験があります」(30代・男性) 「60代くらいの女性に譲ろうとしたら明らかな舌打ちをされたことがあります。 それ以降は、明らかなご老人しか譲らず、普通に電車を降りる風を装って、隣の車両に乗り直すようにしています」(20代・女性) 「キレられたことはないけど、席を譲ったら『どうぞどうぞ』ってお互い遠慮して、ダチョウ倶楽部状態に。 結果、おばあさんが去っちゃったことはあります。 ショックが大きかったせいか、その時は『大人しく座ってくれればいいのに』って思っちゃいましたね」(20代・男性) 3番目のエピソードになると「善意の押し付け」のようだが、気持ちはわからなくもないのでは? ■お年寄りの考えを聞くと... 若者の中には「遠慮しないで、素直に座ってほしい」と内心思っている人もいることが判明した今回の調査。 では、お年寄りはどう考えているのだろうか? 「すぐに降りる時は立っていたい。 年を取ると、腰が痛かったり足が悪かったりで、立ち上がるほうが大変だったりするのよ」(70代・女性) 「キレることはないけど、譲ってほしいかどうかは人による。 俺は恐縮しちゃうかなあ」(70代・男性) 「若者からすれば70代なんて高齢者なのかもしれないけど、自分はまだ元気だと思っている」(70代・女性) 「素直に座りたい」と語る人も多い中、上記のような意見も確認できた。 ■「はず」で行動しないことがポイントでは? 善意の行動だけに、断られてしまうとショックも大きいこの問題。 結局、「譲ってもらいたいかどうかは人による、時間による」「つまりはケースバイケース」と言えるだろう。 譲ったとしても相手が断れば素直に受け入れる。 「お年寄りだから~はず」「席を譲るのが常識だから~はず」「若い人はきっと~はず」など、常識に縛られすぎると、結果的に失敗する可能性は高くなるようだ。 ■譲られる=お年寄りデビュー? また、今回の取材中、「電車で若者に席を譲られることで、自分が世間的にはお年寄りになり始めていると自覚した」というエピソードも聞くことができた。 電車の中はさまざまな人生が交錯する場所。席を譲るかどうかにも現れているようだ。 (取材・文/しらべえ編集部・岡本拓) 【調査概要】?方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2015年1月20日~2015年1月24日? 対象:全国20代~60代の男女1340名 2016年1月31日(日)7時0分配信 しらべぇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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