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会議中や授業中、電車での移動中……。
いろいろな場所で、日本人は居眠りをする。 日本でも、仕事中や授業中の居眠りは決して褒めたたえられることではないが、多くの人がよくある光景として捉えている。 しかし、外国人から見るとこの「居眠り」は信じられない行動のようだ。 □「居眠り」が驚くべき睡眠習慣の1つにランクイン アメリカのハフィントン・ポストというインターネット新聞がある。 ここで取り上げられていたのが、「世界の驚くべき睡眠習慣」という記事だ。 アメリカでは人口の3分の1以上の人々が寝不足に悩んでいる。 そこで、世界の人は、どのように睡眠を取っているのか参考にしようということらしい。 記事の冒頭に挙げられていたのがなんと日本人だ。 世界で最も睡眠時間が少ない国なのに、なぜ、あんなに働けるのかと。 その答えが「仕事中に居眠りをする習慣にある」、というのが彼らの分析だ。 以前、昼寝をおススメする話(https://www.circl.jp/4061)をご紹介した。 「仕事中に居眠り」と言われてしまうと誤解が生じるが、昼休憩の時間を使って睡眠を取ると午後の仕事の効率が上がるのは事実だ。 □日本人の居眠りを紹介する本までもが登場 2013年6月に「世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった!」という本が日本で出版された。 オーストリア人でケンブリッジ大学東アジア研究所の研究者が書いたこの本は、もともとドイツで「居眠り 日本人の睡眠とそこから私たちが学ぶこと」というタイトルで出版されていて、テレビやラジオ、雑誌などでも取り上げられ大反響があったという。 より効率的な、より健康になる「睡眠法」として理解されたということだ。 □日本人も学べ? 世界のびっくり仰天睡眠 お手本にしたいとされる日本の居眠り習慣だが、日本人も他の国の習慣で参考になることがあるかもしれない。 例えば、イギリスでは3分の1以上の人が裸で寝る。 「健康のため」だそうだ。 この方が体温調節がうまくいくとされている。 また、オーストラリアの先住民はたくさんの家族がいっしょになって集団で寝る。 子どもや高齢者を守るように強い大人は両端に寝るのがルールだ。 「安心」が深い睡眠をもたらすのだ。 こんな民族もいる。 アフリカのボツナワやコンゴの部族は、眠いなと思ったら寝る。 それが昼だろうが、真夜中だろうが、とにかく眠いときに寝る。 確かに、睡眠の専門家は疲れているときだけ寝ることがよい睡眠のためには確実な方法だと話す。 そして、筆者が最も驚いたのがインドネシアのバリ島の民族の習慣だ。 なんと恐怖に包まれたときに寝てしまうのだ。 寝ると恐怖心が軽減されるそうだ。 窃盗の罪で逮捕され裁判にかけられた男2人が、怒っている村人の前でぐっすりと寝てしまったという例まである。 このように睡眠の習慣はさまざまで、「怖いときに寝る」に私たち日本人が驚くのと同じように、「仕事中に寝る」ことに世界の人が驚くのもなんとなく理解できる。 どの睡眠習慣も、それぞれの文化やライフスタイルに根付いたものだ。 「なるほど」と感じるものもある。 より質の高い睡眠を得るためのヒントにしていただけたらと思う。 2016年3月20日(日)8時0分配信 CIRCL お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.03.21 10:22:02
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