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「イビキがうるさい」「起床・就寝時間が合わない」など、パートナーと1つの寝室をシェアすることには問題がつきものだ。
「別々に寝れば全てが解決する」として、アメリカでは寝室を別にする「夫婦別寝」現象が進んでいるというが、本当にそれは正しい解決方法なのだろうか? □寝室を別にして寝る夫婦が急増中! 恋人時代は片時も離れたくないと思っていたはずのカップルが、結婚すると別室で寝るようになるのは特別珍しい話ではない。 アメリカでは推定25%が、日本ではおよそ13%の夫婦が別室で眠り、この数は近年増加傾向にあるという。 また2015年までの調査では、新築を建てる際にマスターベッドルームを2部屋作るよう注文する家庭が急激に増え、過去数年間で建設された高級住宅の約25%にマスターベッドルームが2部屋あるという結果も出ている。 □「夫婦別寝」寝室を別にする理由とは? 女性特有の悩みに関する情報サイト「ラルーン ~女性の悩みケア~」がサイト会員を対象に行ったアンケート調査によると、夫婦が別室で眠るようになった理由として以下のことが挙げられているという。 ・夫のイビキがうるさいから ・子どもと一緒に寝るようになったから ・1人で寝るのが好きだから ・夫が夜勤だから これ以外にも、「夫婦で寝るにはベッドが小さすぎる」「夫婦の一方が朝型(もしくは夜型)」など、寝室の環境や2人の睡眠習慣の違いなどもよくある理由として挙がっている。 □睡眠の質が悪いと夫婦関係にも影響が… パートナーのイビキや寝相などによって夜中に目覚めてしまう「中途覚醒」は、肥満・糖尿病・心血管疾患など重大な病気のリスクにつながるうえに、夫婦関係に影響を与える可能性も否定できない。 カリフォルニア大学バークレー校で行われた調査によると、睡眠不足のカップルは疲労感で感謝の言葉を伝える気になれなくなるというのだ。 「いろいろしてあげているのに『ありがとう』も言ってくれない!」。 夫婦間でのやり取りで頻繁に心に浮かぶこのセリフの背景には、夫婦の睡眠不足が潜んでいるのかもしれない。 □「別室で寝る」以外にも選択肢がある それにしても、睡眠の質や夫婦関係を損ねないように別室で眠るという選択肢は、本当に適切なのだろうか。 日中はお互い忙しい夫婦にとって、眠るときに結婚前と同じようにゆっくりと身を寄せ合うことは、いつまでも親しい関係を続けていくためにも必要であるはずだ。 別室で寝ることを決める前に、まずは次のような問題がないか見直してみてはいかがだろうか。 ・いびきや不眠などの問題がある →睡眠障害の可能性もあるので、専門機関で診療を受け、症状が見つかれば治療を受ける。 ・寝苦しい、眠りにくい →ベッドの広さ、部屋の暗さ、適切な温度、寝具の清潔さなどが適切かを確認し、寝室の環境は整える。 ・夫婦でそれぞれ睡眠・起床時間が異なる →例えば、自分の起床時間が早いなら、着替えなど起床後にすべきことは寝室外で静かに行い、相手を起こさないようにする。 ・寝る前の習慣が異なる →まずは妥協点を探す。 例えば、寝る前に読書する習慣があり、それをやめたくないのであれば、いつもより少し早めにベッドに入り読書を始めるなど、歩み寄るための方法を試してみる。 1人で寝るのが好き。 一緒に寝なくても仲良くいられる。 そう夫婦で納得し合っているなら、別室で寝ることに問題はないかもしれない。 しかし、本当は一緒に寝たいのに、睡眠の”すれ違い”で夫婦別寝を考えているのであれば、ぜひとも2人でその対策を模索してほしい。 2016年5月3日(火)12時0分配信 CIRCL お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.05.04 12:04:45
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