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カテゴリ:自然
私の家は、昔のままの古いかや屋根ですが、いっこうに変えようとは 思っておりません。 古いものが好きだからとか、粋狂でそう思うのではなく、 これが本来の日本人の暮らし方だと思っているからです。 この古いかや屋根の家には、いつも少なくて3世代の家族が 同居しております。 祖父母、父母、そして子供たち。 ここには、少なくとも、200年の時間があります。 じいさんが孫に話してやるにしても、自分の祖父から聞いた話を 伝えるからです。その話のなかに、すでにもっと先から伝えられた 習慣や生活の話が残されておるのです。 ............................................. おじいさんのところにおったら、親父に絶対怒られへんのです。 一番安全域は、おじいのところですわな。 親父を怒るのやから。 わしはおじいさんとおばあさんに育てられたんです。 きがつくと、いつも おじいとおばあが いたさけね。 3世代一緒やったら、おじいさんたちに子供は任せて 親は一生懸命働く。 それで、子供が大きくなったら、手ごろなところで 手を引いて、孫の世話をし、好きなことをする。 こういう生き方が、昔は、普通やったんです。 「桜のいのち庭のこころ」 佐野籐右衛門さん 絵:奥村土牛「茶室」 読んでくださってありがとう。 ~cherchemidiのアドレス帳~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 1, 2011 06:51:39 PM
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