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カテゴリ:お庭
「庭の友は、あなたと私は『きょうだいよ』と云ってゆずらない。 人間という自然。あなたという自然を生きなさい。 『新しい歌を歌いなさい』としきりに云う。 きょうだい達と、1つ息吹、1つ光、1つ時間にあって うた うたうならば、何を謳(うた)おう。 『声明(しょうみょう)』ならね。 あのお歌なら、風土の声になるだろう」 「『風土』は親よりも縁が深いことが見えてまいります」 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ~1月 椿(つばき)~ 「メジロ」や「ホオジロ」がやってくる。 「黒潮」の終わるところ、「椿」も終わる。 椿の木を宿すこの国柄をどれほど認め、感謝し、大切にしたらよいか。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 春は 「紅しだれ桜」「山百合」「岩たばこ」 盛夏は 「葉鶏頭」「鳳仙花」「白粉花」 初秋は 「すすき」「彼岸花」 仲秋は 「貴船菊」「山茶花」「つわぶき」 冬は 「梅」「椿」「福寿草」 これという手入れは致さずとも、季節を知らせるかに咲いてくれます。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ~2月 待つ心~ 摘み草 「水仙」「蕗(ふき)のとう」「福寿草」 庭には 蕗(ふき) 場 芹(せり) 場 蓬(よもぎ)場 三つ葉 場 嫁菜 場もつくってあります 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ~3月 おひなさま~ 「菫(すみれ)」「貝母(ばいも)」「赤ちゃんの三つ葉」 5色のお座布団(クッション) 「蕗(ふき)」「くこ」「うこぎ」「のびる」 蕗(ふき)のとうが花になる頃には、 たがわず山うどが薄紫の芽を出す。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ~4月 咲顔(えがお、ほほえむ顔)~ 「日本たんぽぽ」「えびね」 菜の花丼 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ~5月 香る道~ 「お客様を(庭木、庭花の)香りでお迎えしようと思う。」 (門から玄関にかけて植えてある) 柚子の白い花が咲く季節。 「小賀玉の木」「白梅」「木犀(もくせい)」「梅檀」 「五葉あけび」(小豆色のほろほろとした花がむせるような甘い香り) その足元に、 「くちなし」「ライラック」 垂撥(すいばち)にあけび蔓(つる)を下げ、 根じめにえび根を添えるのは年ごとの楽しみです。 さらに、あけびは西陽よけになります。 30年を経った蔓(つる)のからみは厚さ30㎝。 熱を防ぎ、風通し抜群。香りの陽よけです。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ~6月 旬のことほぎ~ 山百合は梅雨時の重い空気が20茎ほどの花の香をしずめると、 あたりは現世離れした香りに満たされる。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ~7月 仕込みもの~ 紫蘇(しそ)の虫よけに苦瓜を一緒に植えるとよい。 梅仕事、赤紫蘇の畑の世話、紫蘇の生長につれての紫蘇の芯つみ。 紅生姜用の生姜の種の用意。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ~9月~ むかご(山芋の実)ご飯は、 新米がとれる前のご飯と共に頂きます。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 この本はお写真も美しいので、 ぜひ手にとってご覧になってください。
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Last updated
January 12, 2017 09:29:54 PM
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