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カテゴリ:初恋~深夏編~
わたしと先生は話にもひと息ついて、1階に降りて行く。
1階は、お店になっていて、楽譜とか、楽器とかを売ってるんだ。 まぁ、いわゆる普通の楽器屋さんってとこかな? 「あっ、先生。五線の楽譜、ある?」 「あるよ。1冊でいい?」 「はい。買います」 「ちょっと待っててね」 そう言って先生は奥に入って行く。 最近、作曲することが多くて、楽譜が足りなくなっちゃうんだ。 作曲するには必需品だからね。 何でか分かんないけど、ポンポン曲が浮かんでくる。 1曲まるっとって感じじゃなくて、ワンフレーズ浮かぶことがおおいんだけど、それを忘れないうちに書き留めておこうと思って……。 わたし、店内の楽譜を取ろうと手を伸ばす。 その時だった。 ガチャン。 「ヤベ……」 ガラガラガラ……。 カタン。 ものすごい音と声がしたんだ。 ビ、ビックリしたぁ……。 心臓がドキドキする。 瞬時にわたしはその音がした方に振り向いた。 そこには……。 ひとりの男の子と、ドラムのスティックが転がっていた。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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