渡辺和子さんの「ひととして大切なこと」を読んで
昨日はたくさんの方からブログ1周年のお祝いのコメントをいただきました。善成(よくなる)さん、きみちゃん777さん、あるがママさん、としちゃんGOさん、れもんばーむさん、そして携帯メールをくださった、とっとさん、本当にありがとうございました。ブログで何をしたかったんだろう・・・と考え込んでいましたが、こんなに素晴らしい仲間に出会えたことこそ、ブログをやってきたご褒美ですね!心より感謝いたします。みなさんの声援を励みに、これからもがんばっていこうと思います。さて、最近読み始めた本、渡辺和子さんの「ひととして大切なこと」をご紹介したいと思います。「愛」について人は素敵な王子様が現れたら、「愛」が湧き上がると思っていて、愛を育てようとしていないのではないでしょうか。それは、ピアノの練習を一つもしないで、グランドピアノが現れたら弾けますと言っているのとよく似ています。すばらしい風景にあったら、絵を描いて見せます。素敵な場面に遭遇したらシャッターチャンスを逃さず素敵な写真をとります。こういっているのと変わらないのです。毎日練習していれば、ある程度ガタピシのピアノでも音色を出すことが出来る。絵にしても、普段から絵心を養って基本的なものを習っておけば、私たちが見逃すような当たり前の風景を、素敵な1幅の絵におさめることが出来るのです。それこそなんでもない風景を1枚のすばらし写真におさめることができる。愛というものも、ピカピカ輝く誰が見ても素晴らしい!というものを待ちあぐねて、ああ、これはつまらない、これは平凡、これは当たり前、こんな、どこにでも転がっているような毎日を過ごしていたのでは、愛する力は育たないということです。当たり前を輝かすことを知り、すべてを自分にとって意味のあるものにしていくこと、当たり前をありがたいと思う心をもつことが大切です。ピカピカ輝くものは誰にでも愛せるんです。しかしながら、輝くものが失われた時に、病気になったときに、金回りが悪くなった時に、なおかつ愛し続けていけるかどうか、これが愛する力を養うということにつながります。これは今の私にズシリと響く言葉でした。何か上手く出来ないことを、素晴らしい出会いがないから、なんて言い訳を作っていたように思います。当たり前を輝かせる力をいかに養うか。これが普段から出来ていない人に、素晴らしいチャンスが来たからといって、つかめるはずはありませんよね。う~ん、それにしても、渡辺和子さんの本は奥が深くて難しい!