人に喜ばれる存在
今日の夕方、あまり見かけないお客様が、スラックスはありませんか?と店に駆け込んできました。外を見ると、タクシーで来られています。スーツ姿のその男性は「ズボンが破れちゃって困っているんですよ。」と慌てている様子。出張でこちらに来られて、これから5時間もかけて福井まで戻る途中だというのです。あいにくスラックスはあっても、丈直しが必要で、すぐにすぐ間に合うものはありません。とてもお困りのご様子だったので、試着室で別のズボンに着替えてもらって、縫ってあげる事にしました。(といっても、裁縫は大嫌いで、とってもヘタクソなんですよ)そのお客様は、もう二度とうちのお店に来ることはないでしょう。でもとっても喜んで何度もお礼を言って帰っていかれるのを見送りながら、私自身、とってもいい気分になっていました。これって「人に喜ばれる存在になったってこと?」人に喜ばれると、何より自分が嬉しい!気分がいい!それにしても、縫ってあげたんだから、何かソックスでもいいから、買っていけばいいのに!おっと、これは不平不満でしたね・・・喜んでもらえて、それ以上に私自身が、一日良い気分で過ごせたことに感謝します。