「しあわせ」は「なしあわせ」
4月、5月に、正観さんと行く四国八十八ヶ所巡りの旅がありました。歩くのが苦手な正観さんを気遣って、長い登りの階段を、後ろから押して上がってくださった方があったそうです。すると、その方は自分がとても楽だったことに気付きました。それで、みんなで一列になって、前の人を押すようにして階段を上ってみたところ、自分ひとりで上がるより、ずいぶん楽だということがわかりました。つまり、「人のため」と思ってしてあげたことが、実は「自分のため」でもあったわけです。正観さんによると、もともと「しあわせ」という言葉の語源は「なし合わせ」からきているそうです。「なし合わせ」とは、お互いにしてあげること。何か良い事をしてあげて、「ありがとう」と言ってもらえると、とてもさわやかな気持ちになります。こころが豊かになります。「ありがとう」といってもらえるだけで、元気になります。結局は良き事をすると、自分に同じものが返ってくるのです。親切にしていただいて、「ありがとう」と言えるのは、まだまだ初歩。「ありがとう」という言葉を口癖のように唱えると良い!ってよく聞きますが、こういう人は、人様から何か自分がしていただくことばかりを考えているのではないでしょうか?そうではなくて、時には自分が「ありがとう」と言われる存在になるよう心がけてみてはいかがでしょう。それができてこそ、「なし合わせ」ではないか!と思うのです。↑私のブログで元気になれた方、応援したいなって思ってくださる方、クリックしてねっ☆ (*^_^*)