|
カテゴリ:2-5・レッスン(男の子)
小学1年生からレッスンに通ってきた男の子です。今は、中学1年生。
落ち着いてきたのは小学4年生くらいだったと思います。 私の経験から、やっぱり、男の子のレッスンは一筋縄でいかない子が多いです。いろんな参考の本を読んでもそんなような事は書いてありますが、実感です(笑) 今は当然男の子の新入会は、「知ってる!」という感じで、暴れようが、全く上達しなくても、「きたきた、そうそう!」の感覚です。でも男の子の上達する時、「いきなり」が多くて、その「いきなり」がいつくるか?と結構楽しみにしています♪ 今中学生の「K君」は、初日のレッスンから、危険なニオイがプンプンしていました。 「のってもいい??」 「何に??」 「ピアノ」 「・・・・」これはもちろん却下しました。その後のレッスンも、こんにちわ~の前に、鍵盤をとりあえずバンバン殴打するのです(笑)お母様もよくご存じで 「先生、悪いことしたら、どんどんたたいて結構ですから!」 さすがに、叩いたりはしませんでしたが(笑)。 こんな子の場合、いかにも「ピアノの先生♪」感覚でレッスンしていても、全~然耳にはいいていきません。「日々絶叫」です。 この子のレッスン前は、気合いをいれて、アイテム?沢山準備して、めまぐるしく、リズムを覚えさせるために、リトミックをばんばん取り入れ、音に合わせて、体を動かしたり、音符を覚えるのに色を塗ったり、曲もなるべく知っている曲をチョイスして・・・と。食いついてくれるもの探しになりました。 幸い、彼は「コードネーム」にはまりました。はじめのうちは、「ハ長調」ものばかりをチョイスして、3和音で弾ける曲をどんどん提示して導入していきました。暴れん坊なので、鍵盤をたたくように弾くのはなかなか直らなかったのですが、はじめての2年生の時の発表会で、得意の「3和音のみ!」の曲で、なんとか、メドレー式に弾き、ペダルなんかも使い、意外に目先が変わって、お友達にも「うまいじゃん」なんて言われていました。 そんな経験を長~く続け、その後、4年生、5年生あたりに「○○ちゃんの弾いた曲やりたい」が出てくるようになり、それは♪「エリーゼのために」でした・・。 「少~し弾きやすくアレンジされてあるのあるからやってみようか」 「やだ!」 「・・・」 原曲がんばりました!演奏というにはほど遠く・・エリーゼも逃げるよ!のパンチのあるフォルテシモで・・・。 彼が変わったのはそのあたりでした。 今は中学生。 「学校の合唱コンクールの伴奏やるんだ」 男の子が合唱祭の伴奏するのは、なかなかかっこいい。今はずいぶん優しく弾ける事も覚えてきて、コードネームにはまった分、流行りの曲も抵抗なく弾くようになり、なかなかオールマイティーに音楽楽しんでいるようです♪よかったよかった♪ 目に見える上達が感じられなかった時期、同じころに習い始めた子がめきめき練習するようになっても、お母様の 「いやがらずに通ってるだけでいいんです♪」 「悪かったらどんどん叩いてください!」 「先生にすべてお任せします」 ど~んと構えていたおかあさま。 あせらなくてよかった1例です♪ 男の子は、特に「急な上達」がやってくる事が多くて、「我慢くらべ」も多々ありの毎日 です♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[2-5・レッスン(男の子)] カテゴリの最新記事
|