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カテゴリ:2-4・レッスン(様々なタイプ)
お兄ちゃんがピアノを習っていたら、きっと弟も弾きたくなる。
私の生徒でも、「兄弟」「姉妹」で習っている子、たくさんいます。 よく、楽器店内のレッスンでは、同じ時間に始めて同じ時間に帰らせたいから、別々の先生にならっているお子さん達もいますが、グループレッスンである程度テキストも決まっていて進度も決まっている場合は、まあ、すご~く大きな差はないと思いますが、デメリットもあると思います。 私の経験と、聞いた話も合わせると、一つ二つ三つ、くらいの年齢差だと、結構微妙に下の子がお兄ちゃんに追いついちゃう事結構あります。 ありがちですが、下の子はたいてい要領がいい。無の状態から始めた上の子に比べて、下の子は少し兄ちゃんの様子を耳で聴いたり見たりしている事もあり・・。 お母さんの関心量がやはり上の子のレッスン習いたての時には様子も見えないので、家庭練習にも力が入り、口うるさく注意する事も多い。 結果的に、やらされてる感を持ちやすく・・1年たち2年たち、お母さんの家庭練習の関心も薄れてきたころに、下の子が入会する。 となると、下の子はレッスンの様子は兄ちゃんをみてなんとなくわかる。お母さんはなんとなく様子をつかめてきた分、すでに下の子の家庭練習までは口うるさくない。 そうなると、下の子の天下です♪ 自由に練習していいし、兄ちゃんの弾いているのを聞いてるから、「あっ!この曲知ってる」も多い。結構うまくたちまわる。そんなこんなで、兄ちゃんレベルに近づく。 兄ちゃんは、あせって悔しいけど、下の子の要領のよさには勝てず・・・、初めてみる楽譜は聞いたことないし、お母さんは忙しそうだし・・・ひとりで努力してやっとこ弾けたかな状態・・ う・・・・う~ん・・・微妙です。 それを見ている弟は、曲を覚える。見てる・・そして・・要領よく・・ どうどうめぐりです。 私の場合は、兄弟であれば、基本の同じテキストを使用するならば、違うテキストももう1冊づつ準備して、同じテキストはぜったいに兄ちゃんを抜かす事はさせません。 それは弟君に足踏みをさせるのではなく、違う方向からせめて、兄ちゃんを抜かせばいいけど、お互い、抜かしたことには気づかないように気をつけています。 もし兄ちゃん(お姉ちゃん)が、自分より後に習った身近にいる下の子がどんどん自分より上手くなったら、ピアノ続けるでしょうか? たぶん続けないと思います。仮に続けたとしてもやる気はでないんじゃないかな?と。家庭練習なんてきっと地獄です。だって弟が 「兄ちゃん間違ってるよ~」「まだ弾けないの??」 兄弟同士遠慮なんかしないですから。 まあ、色んなパターンがあるにしろ、弟が上手なのではなく、要領よく、兄ちゃんのおかげで、環境に恵まれている。ということなんですよね。 そんな事、子どもにはわからないし、お母さんもついつい、わかっていても遠慮なく 「兄ちゃん、弟見習って!!」 なんていっちゃったら、もう兄ちゃんの立場はガタガタ・・・ そんな家庭の音楽環境、いいわけないです♪ 兄弟で習っていたら、きっとご家族は、最近流行りの兄弟デュオ「レフレール」みたいに楽しく連弾なんかしてくれたらいいな?なんて感じる事もあるんじゃないかと♪ 兄弟で、家族で、一緒に連弾したりアンサンブルできたら最高にHappyです♪♪ これって究極の、最大の音楽の楽しみ方なんじゃないかな?とも思っています。 違う先生だと、なかなかそこまで気を回す事はできないもので、個人レッスンであれば、先生によって進め方や、進ませ方はいろいろです。 学校のように、1年生はこれ、1年たったらこれはおわり!! なんてできないです。 みんな子どもは様々。先生も考え方色々。 そんな状況で、違う先生に習った場合、こんな状況が普通におこる。という事で、同じ先生に習って気を使ってもらえた方が、兄弟ともにいい関係で上達できる環境も作りやすいんじゃないかな?と思います♪ 私の経験ですが、やっぱり下の子は要領はいいし、ひとなっつこいし、追われるプレッシャーがない分、なんだかのびのびできることが多いです。 結果的に、上の子の挫折率が高い!! レッスンで、悔しくて泣くのが多いのも、やっぱり上の子 下の子は、のほほ~んと。出来なくても、けろっとしちゃう事が多いです♪ もちろん全部が全部ではないですが♪ 本当なら、兄弟で習っていれば、楽しさも上達も倍増するはずなのに、半減してしまう事も・・ そんなもったいない事のないように、子どもの事情やプライドも大切にしてあげるのも、無駄なことではなくて、有益!!な事♪ と思っています♪ ♪♪がんばれお兄ちゃん♪♪(?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年10月24日 23時23分26秒
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