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カテゴリ:3-1・演奏(発表会)
ピアノ個人の発表会の話です。
ピアノ個人は、グループレッスンのように同じ年頃、同じレベルで発表会をするというパターンがなかなかなく、2,3人の先生方の先生同士で発表会をしたり、まあ、いろいろです。 以前、3人の先生でひとつの部を開催することになりました。 いわゆる、普通の、ピアノ個人の子たちで、うまい子もいれば、やっとこさ状態の子もいるし、キャリアー長い子もいれば習いたての子もいて、いってみれば、誰でももちろん参加できるよくある「発表会」の形のものです。 講師にとっても、生徒にとっても大イベント。 みんなよい発表会にしたいと一生懸命。 打ち合わせでも意見言い合います。 ピアノ発表会では、やはり、曲がかぶってしまう心配もあります。やっぱり、 ♪エリーゼのために ♪小犬のワルツ ♪花の歌 ♪乙女の祈り あたり、講師側は飽き飽きしても、そのこが弾きたいという気持ちがあったり、有名曲に挑戦する経験もあったりで、有名曲選曲の時は早めに他の先生にお知らせして、うまくかぶらないように、もしくは、他の部があれば部違いにしたりと、選曲時期は大忙しです♪ で、 私は、「発表会」はコンクールではないので、みんなが気持よく参加してもらいたいと思っています。 「発表会」は日ごろの成果をお母さん、お父さん、おじいちゃんおばあちゃんに披露する、その子のための一大イベント。 その子やその子の家族にとって、主役はもちろんわが子であって、楽しい思い出ができるのが一番の目的と感じています。なおかつレベルアップできるステップでもありです♪ すご~くのんびり上達している子が、たとえば中学生くらいになって、 「エリーゼのために」 を、挑戦したい♪とその子にとって奮起した時、やっぱり応援してあげたい。 希望はかなえてあげたい。 でも同じ発表会で小学校1年生の子が同じように選曲し、美しくひき上げたとき、そのこはどんな気持ちがするかな? せっかく、奮起したのに 「どうせ・・」 なんて気持ちになったら、発表会にでる意味もなくなると思います。 で、 何を言い合ったかというと、 そこの部分です。 同僚の先生は 「むしろ、同じ曲はわざとブッキングさせて、競わせた方がうまくなるし、だめなら反省したらいい!」 という話。 確かに、一理あり。 でも、コンクールではないから、やっぱり、みんながよいステップアップの経験の場として、選曲も工夫していけばできる話。 と私は考えました。 大人げなく、言い合いしましたが、平行線でしたね♪ その先生はとても熱心な先生で、尊敬できる先生の一人でもありますが、競い合わせるのはコンクールで十分。何も、同じ曲をわざわざあてて発表会で仕上がりを競い合わせる・・あまり有益でない気がしましたが・・・。 上手な子だけや、将来を考えている子達のための発表会なら、その考えも納得ですが、 誰でも習えて誰でも楽しめるための発表会。 みんなが、楽しい気持ちになれること、私にはとても大切なことと感じています。 といっても、 発表会時期はビシビシレッスン。 もちろん、出来る限り頑張る事は大切な経験です(^-^)♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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