|
カテゴリ:13-1・音楽(作曲者)
1917年生アメリカの作曲者、ギロックの話です。(93年歿)
ギロックの曲集に興味を持ったのは生徒を持ってからです。 自分自身で子ども時代勉強した事は思い出せません。(日本で出版がメジャーになりだしたのも、わりと最近といってもいいかもしれません) 出版の事はあまり詳しくないのですが・・ 発表会の曲目、講師はいつも悩みます。 ピアノの王道系に走るのも、あきあきするときもあり、生徒にも色んな曲に触れてもらいたいのもあり。友人の楽器店の発表会や個人の発表会も見させてもらい、 「なんかいい曲ないかな~」 と曲探し、いっつも意識しています。 10年前あたりから、発表会でもよく「ギロック」の曲が演奏されます。 気になって、「はじめてのギロック」(全音)を購入しました。 ギロックは「学ぶ人のための曲しか書かなかった」と。 その言葉通り、もう、かわいらしい素敵な曲が沢山です♪ 特に小さい子の選曲、いわゆる「アレンジ」された「○○」は沢山あります。 ぶんぶんぶん ひいたり、ロンドン橋ひいたり。 それもありです。 ヘ長調になった「別れの曲」だったり。いろいろあります。 教本の中から、バイエル弾いたり、テキスト中から選んだり、まあいろいろです。 バスティンもなかなかかわいい曲もありました。 が、どうも、これ!!っていう本がなかったです。(私の場合) 発表会だから、華やかさも欲しい。せっかくの機会だから、「アレンジ」なしの「本物の作曲者が書いたとおりに演奏」の機会も与えたい。 ふだんのテキストじゃなくて、「特別の」「発表会のための」曲集らしきもの。 探していました。 子どもの場合、習いたての子。なかなか曲選び考えます。 モーツアルトの幼少時代の曲集も、いまいち子どもはのってこない。 そんな中「はじめてのギロック」の出逢いは私にとって最高でした。 右手メロディー左手伴奏の形ではないものばかりで、題名も今は有名な 「ガラスのくつ」 をはじめ、「空飛ぶ絨毯」「真夜中のフクロウ」「サーカスを見に行って」・・・ もうわくわくします。 曲も、タイトルとぴったり。でも楽譜は大きくてやさしい。幼稚園児や低学年の習いたての子にも十分対応できるし、とにかく、情操的に表現する事もわかりやすい♪ てばなせない曲集になりました。 中級曲集くらいになると、やや難解で、弾きづらくも感じますが、(特に左手伴奏ものばかりをレッスンしていた生徒の場合)仕上がりはとても素敵。目先がかわります。 その後、「ギロックジャズスタイル」 という本も発見し、早速購入しました。 当たりです♪ 基本的に私はジャズ好きですが・・ 中高生の曲選びでも、結構弾けるけどそろそろ確実に練習がっちりするのがつらい時期のお子さん。 こんな時、ばりばりクラシカルな曲を渡すと気持ちが萎える場合もあり、かといって、本格的なジャズに移行するのはちょっとちがう・・あたりの子には、ぴったり来ました。 響きが変わると、生徒の興味もでます。 プライドもあるので、簡単そうな楽譜も嫌がるし、あまりにポピュラーチックなのも嫌がるし、そんな時のとっておきの曲集の一つです。 本格的なジャズではなく、いわゆる「クラシックの中のジャズスタイル」の雰囲気で、譜読みをがちがちする楽譜ではないので、弾きこみに力を入れられます。 ちょっと忙しくなったけど・・でも発表会はでたい。でも簡単はいや♪ (わがままといえばわがままですが、そんな子、たくさん♪の微妙な年齢層です) 素敵な楽譜を見つけたときは、他の人には秘密にしたくなったりします(^-^)♪ そんな楽譜 また見つけたいな~と、うろうろ?出歩いています♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[13-1・音楽(作曲者)] カテゴリの最新記事
|