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♪音楽教室日記

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2007年12月14日
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当時、小学1年生の女の子をあずかりました。
今は、中学2年生になっています。

わりと本格的な??教室で1年半レッスンをしていた子です。

なぜ、「普通の??」音楽教室に移ってきたのかというと、引っ越しもあったのと、どうやら、お母さんもつきっきりで家でも必死に練習しなくてはならなかった事に、少々疲れ気味というか・・これでいいのかな??みたいな疑問ももちつつ、不安もありつつ、微妙な状態で紹介で移ってこられました。

レッスンはいつもお母様も一緒にはいっておられたようで、これからは一人でさせたい。という事で、送り迎えだけお母様がいらっしゃる状況でした。

初めのレッスンは、まずは得意な曲を弾いてもらい、質問したり、色んな事をやってもらって何がどのくらいできるのか?を探り探りです。
1年生といえば、まだ習ったばかりの子もいるし、これからこれから。の子たちばかりです。

はじめて弾いてくれたのは
バッハや、フンメルでした。
お~~なかなか高度な曲・・。

わかりやすく言うとヤマハのテキストなら8級とか7級とかのレパートリーにもはいっているような。

しかし・・・・
まだ小さいのもあるけども、指の形はガタガタ。
音符は弾いているけども、弾いているというか唱えてるというか、覚えました!状態。
当然、フレーズやら強弱やら、それどころではない。
テンポなんて、・・ないです。
簡単なおんぷを読んでもらっても
「ド~ソ」なら、かろうじて読めてるかな。しかし、数えながらひとつづつ・・。
もちろん4分音符と2分音符の区別なんてつきません。

小学1年生。
こんなもんです。大丈夫です。今から覚えていくんだから。

しかし・・・
「わたしこれもひける!」
と、覚えた?曲は何曲かありますから、弾いてくれます。

そうか・・
これは、お母さん相当家で頑張っていたんだな~。
頭の下がる思いです。
すっかり高度な曲になってしまっているに関わらず、暗記にたより、まさに限界が来た模様でした。
考えてみれば、すごい努力の結晶ではあります。

それから・・大変でした。
やっぱり、「自分で」弾けるようになることは覚えていかなくては。

音符読みかねて、いわゆるバイエル上くらいレベル の本を購入して、一応・・今まで通りのバッハや古典的なクラシック本もとりあえず併用しつつ、レッスンしました。

本人は、
音符を読む事も、歌うという事も、意味が分かりません。
ピアノは、暗記するもの。と育ってしまいましたから。
強弱の存在すら知りません。

初期のレッスンで、子どもだからこそ、がっちり考えが固まっていて
「なんで歌うの?読むの??」
の不満顔でした。

それから何年たったでしょう。
強弱を覚えてもらうのに、普通に伝えてもどうしてもわかりません。

「この曲は、今日は、全部力の限り、疲れるくらいに弾く日だよ」
「今日は、全部すご~くコソコソ弾く日だよ、聞こえるかどうかわからないくらいに」

とか、強いと弱いの音は違う事を覚えてもらうために。
そういう状況でした。

フレーズやら盛り上げもまったくわかりません。
歌詞のある簡単な曲を大げさに表情付けて歌うように心がけたり。
事あるごとに、表情表情!!
なかなか本人に伝わりませんでしたが・・

難しい曲を弾いてみたいタイプで、わりと無理をしたがります。
まだ、指が子供だから1オクターブが全然届かないけど、の状況でも、何が何でも楽譜と同じに弾かないと嫌!

「みて、これは男の人が作曲しているでしょ。お父さんくらいの大きな手の人が書いた曲だよ。○○ちゃんはまだ小さい手だから、ちょっと届かないよ。届かなくていいんだよ」

これに限らず、
「大切な音」がわかってくれません。メロディーが何かなんて、聴く耳もたずで・・今は右、左どちらがメロディーか?なんてきいても、わからないんです。そんな子でした。
音符の高さもなかなか頭に入らず・・
低い場所で弾いても高い場所で弾いても、気づきません。

小さいうちに、出来上がってしまう感覚が強い子だったのだと思います。

本音をいうと、はじめて習う1年生の方がどれだけ楽にできた事か・・

小学6年生ころからかな?
ようやく、楽観してレッスンできるようになりました。
長かった・・
機械的ながらも、強弱をつけるもの、フレーズは考えるもの、理解してくれました。
音符はもう、完全にしっかり読めます。
努力は好きな子なので。
まだこれからも長いですけど。

ようやくようやく、本人に少し届き出してきたような気がしていました。

ちょうどその頃、お母さんも気づいたらしく、学校で合唱祭があったらしいです。
みんな同じ曲を(課題曲)を弾くわけです。
自分の娘の弾く表情豊かな演奏を、他の子と比べる状況で聞いたわけです。

お母さん、すごく感激していました。
「ようやく、先生のおっしゃっていた表情の意味がわかりました。親バカですが、娘の演奏が素晴しくて、きれいにひいていました。皆さんにもほめられて・・ありがとうございました」
横で話を聞いているその子も嬉しそう。

でも・・・
ようやく気づかれたんですね・・
ていうことは、今まで、意味わからなかったんですね(T_T)

拍車をかけるように小さなコンクールも進めてみました。
よい時期と思い。
そういうのは好きな子でしたから二つ返事で!

いい時はかさなりますね。私は予想通りでしたが、しっかり賞もいただいて、今は自信に充ち溢れています♪

もともと、コツコツする術は小さいうちにマスターしてしまっている子です。
音楽的な大切さと、音楽の決まり事をようやくわかってきた彼女。

今からようやくスタート♪
という感じです(^-^)





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Last updated  2007年12月14日 09時59分18秒
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