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カテゴリ:8-2・楽器・音楽機器
ところで、
電子楽器と、生ピアノは似てはいるものの、全然違うものです。 でも、「弾く」ための理屈はおんなじ。音符の読み方もおんなじ。楽典もおんなじ。 表現するための気持ちの入れ方もおんなじ。 違うのは、楽器の構成と、弾き方の違い。 よく子どもたちは 「ピアノは鍵盤が重いからつかれる」(エレクトーンの子) 「エレクトーンは鍵盤軽いから、すらすらひけそう」(ピアノの子) 私が思うのには、両方とも「×」です。 2つの楽器を結構一生懸命やってきた先生たちの話を合わせると、 逆に、というかひと口で子どもにわかりやすく言うなら、 「ピアノは力を抜いていく楽器、エレクトーンは力を入れていく楽器」 が、わかりやすい返答かなと感じています。 レッスンでも、よく注意する話の一つに ピアノレッスンでは 「優しく、力抜いて」の言葉かけはよく、ききます。 エレクトーンレッスンでは 「力こめて、押しこむ、弾ききる!!」の言葉かけもききます。 すべてがこれではないですよ。もちろん。 エレクトーンは、「タッチトーン」という機能があって、鍵盤を押しこむ事で、音色が変化したりする機能が発達しています。 よりリアルにするために、管楽器音色なら、「ふ~~~っ」と吹ききる感覚を表現したり、ティンパ二ンロールなら、クレシェンドのイメージを出すために、鍵盤を押しこんで、表現したりもします。 ピアノは、鍵盤押しても、何にもならないです。 ついつい重いという感覚で、がつがつと叩きこんでしまう子も多く・・ 指はしっかりしてほしいけど、ヘンに力を入れてほしくない。 やっぱり表現のためのテクニックは全く違うものです。 言葉で伝えるの、難しいですが・・(^-^) でも、どちらも、気にしてほしい事があります。 音の入り方と、出かた。 最初に出す音。大切。 おもむろに「ポ~ン」ではなくて「気」にしてほしい。 「さあ、ドを優しく弾こうか」とか「がっつり弾こう」とか、開始音、意識してほしいです。 あと、フレーズ最後の音。 指を離す時、「パーン」と適当に離すのではなくて 「優しくふわ~んととろう」とか「ピッととるぞ」とか。 この二つを意識するだけでも、十分演奏にも気もちが入って、良くなりそうな気がします。 よく私が声掛けるのに 「弾いたら、責任もってとって!!」ということ多いです。 よく生徒には 「この最後の音は何を考えてとったの?」 ときくと、「いや・・」 記憶になし状態。 丁寧に弾こう、とか、歌うように弾こう、とかは、抽象的でなんだか子どもには難しかったり。 まずは、フレーズを理解しているなら、最初と最後の音に責任を持つ!! これで、十分、メロディー意識して、丁寧に歌える演奏に近づけると思います♪ 見事に、みんな 「弾きっぱなし」(?)の演奏多いんですよね・・ これは、電子楽器もピアノもおんなじ。 遊んだら片付ける。 脱いだらたたむ。 食べたら、下げる。 ♪弾いたら責任もって終わらせる♪ いっしょにしつけもしてしまうというのはどうでしょうか??(^-^)♪ 子どもにとっては、うっとうしいかな?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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