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カテゴリ:9・講師
つい最近、現在音楽講師をしている生徒に、
「なんか、曲の○って、どのくらい弾けたらいいのかよくわからなくて~」 なんていう質問(疑問)を受けました。 そうそう。 それって、私も新講師の時、よく思っていました。 若い時は、私も必死?で、1曲教えるのにも、あれもこれも、もっとこれも・・ とか、こだわればこだわるほど永遠に○はあげられない気持ち。 わかります。 そんなことしてたら、半年に1曲しか終わらない・・なんて勢いもありで・・ たとえば、 わかりやすく 「ブルグミュラー」の本 結構、やる子多いですよね。 これも、もちろん、大人が弾く場合、子どもが必死で弾く場合、目標点は違う。 子どもでも、ジャストレベルなのか、無理をさせてるのか、ゆとりで取り組んでいるのかで、またまた違う。 だから、よく 「ブルグミュラーまでやりました」 という、情報だけで、講師移動で移ってきた場合、その一言じゃ~わからないですね。 どんな状況でブルグミュラーなのか。 つい、新講師の時は、経験が少ない分、 「自分の理想」に走ってしまう事もありました。 本来は、「アンプ」までもっていかれたら、素晴らしい☆ しかし、そこまで、毎曲やらせるのは、よっぽど真剣に、音楽家目指す勢い??のよっぽどの生徒さんでなくては難しい。 たいていの子どもたちは、日々、ピアノもいいけど、水泳もあるし、塾もあるし、ピアノだけに人生かけてる!!という事ではありません。 もちろん結構上手な子も含めて。 1曲をアンプまで仕上げる。 これをすべての目標にした場合、いろんなレパートリーに親しむ事も少なくなり・・ 長い目で見て、 「これは!」 と思う曲はアンプ。ほかは目標設定がクリアできたら○。 もちろんこの設定はその子の様子やタイプも合わせてですが。 長い経験で、私の場合はそれがベストと感じました。 子どもの「飽きる」は結構早い。 飽きるな!といっても、飽きてしまえば仕方ない。 大人もそうだけど、「飽きた曲」を永遠と弾かねばならない。 となれば、家で練習するでしょうか?? 結局家でも練習しない、いつまでたってもできない・・ 悪循環に陥ります。 そこの調整なんですよね。 ○をあげるタイミング。 私の場合は、もちろん、その子にもよりますが、 「飽きているか」 は、結構重要なポイントにしています。 レッスンでは先にポイントをいいます。 「この曲は、持続音が出来るようになるのが大事なところ。これができたら合格」 「この曲は、リズムがむずかしいね。シンコペーションがわかったら合格」 など、言うようにしています。 そして、ポイントは結構シビアにレッスンしつつ、その曲のポイント以外の指番号だったり、音ミスだったりは甘くしておきます。 次の曲は、指番号を意識させたり、偏らないようにすることにしています。 そして、グレード試験曲、発表会曲、もしくは「この曲は!」の場合は、はじめに 「これは、がっちりピアニストのように弾くから、はじめに指番号もきちんとみなくてはね」 と、もっていくことにしています。 そんな話を、音楽講師の生徒に伝えました。 もちろん、正解論としてではないですよ。 私の経験談として。 子ども(生徒)によって、一般的に弾けてなくても、○もあり、目標設定によって違います。 今のレパートリー曲がよく弾けなくても、それなりのその曲のポイントを弾けるようになればOK。 そして今後、うまくつながって、いろんな曲に生かしていければいい。 いつもいつも、それだと、完全に弾ける曲がなくなってしまいますから、グレード試験や発表会、定期的に弾かねばならない状況を、大切にしています。 結局、普段はなんだかたらたらしているかも?と思っても、必然的に練習している状況もある。これで十分上達していってます。 日々の練習も、毎日しなくては(これがきちんとできる人はすばらしいです☆)と、やや義務化しなくても、練習もめりはり。 やる時もあればやらない時もあり、長い目で見て、息切れしないように、レッスンするのも、大切なんじゃないか?と、思います。 ピアノは、まずは、継続しなくてはわからないこと沢山。 やっぱり、いかに練習毎日させるかよりも、いかに継続させるか?をやっぱり、先に考えたいところです。 目先の仕上がりも大切だけど、やっぱり私は、5年後どうなっているか?10年後どうなっているか?を考えてあげたいと思います。 と、話がそれましたが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年01月20日 19時39分52秒
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