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カテゴリ:13-4・音楽(テレビ・人物・CD)
以前、テニスの松岡修造が、コーチをする時に、
「教える教えない」の関係よりも、本人に気づかせる事を大切にしている。 本人が気づいたときに、僕の教えた事が、しっかり本人のものになる。 僕は気づかせ屋なんです。 っていう話を、多分テレビで見たのかな~、本かな? よく覚えてないのですが、そうそう!! と思った思い出ありです。 今日は、学校の先生のブログに立ち寄らせてもらって、気づきの話も書いてあって、またまた、そうそう!! と思ってしまいました。 たとえば ♪指の形をなおすこと ♪うでの、へんな振り方をなおすこと ♪姿勢を意識する事 ♪音の開始音と最後の音を意識する事 ♪歌うように弾くこと・・・・・・ ・・・・・・・ たくさん!! 「気」にしなくてはならないこと、あります。 呪文のように永遠にいっても、実際は、本人が 「気」にすれば、あっというまに直ったり、よくなったりすることは沢山。 本人が自分で意識する事ができるまで、同じ事を永遠に、呪文のように繰り返し・・・ 実際、本人がなおそうと気づいたときに、それはなおる道へまっしぐらなんですが・・・ ~~~~~~~ 音楽教室で去年から講師をしている生徒の話です。 彼女が子どもの時から、教えている生徒です。 彼女は、とても、きちんと演奏ができる、上手な生徒です。 講師をやっているのですから、当然と言えば当然なのですが、どの曲も、何をやらせても、しっかりできます。 初見も得意で、さすが~~と思うくらい。 私よりも、初見力は断然ある!と感じるくらい。 しかし、注意する事はいつも同じです。 前回のレッスンは、 「話」のレッスンになってしまいました。 なぜかというと、曲は「よく」弾けている。いつも。 しかし、同じ注意を永遠とくりかえしている・・ 何年も。十数年も。 ここは、きちんと話そうと思い、本人もわかっているようだけども・・ 真似はとても上手です。 例えば、 「こんな感じだよ」 といって、私が弾きます。 同じように弾くことはできます。 言葉を悪く言うと、同じにしか弾けない。 彼女は講師なので、ピアノだけでなく、エレクトーンも。クラシックもポピュラーも、オールジャンルのレッスンをしています。 もちろん、ヤマハのグレードも。 たとえば エレクトーンで、JAZZ系の曲をやりました。 アドリブ部分を再現した音色が木管系だったとします。 今は、エレクトーンの音色とてもリアルです。 すごい高音部分で長いフレーズがあったとします。 実際、フルートで吹いたら、相当苦しい。 だから、苦しい感じ、を出さないといけない。 でも、彼女は、淡々と普通に弾きます。間違えずに。 そして、伝えます。 「これは苦しいフレーズだよ。そう、気楽に吹けないよ。その部分どうしたらいい??」 「そうですよね~・・・」 そうです。 私がこんな感じに、と弾くと、同じようには弾ける。 理屈的に。 それの繰り返しのレッスン。自分で解決に持っていけない。 すごく「上手」なのに。 違う曲で、同じような事にぶちあたる。 また、同じように、淡々と・・・ 繰り返し・・・。 もっと、いろんな曲やジャンルのものを聴いて、自分のものにしないと~。 「こうしたい」「こう伝えたい」 が、ガサツであっても、そういうものがないと、やっぱりつらい。演奏は。 彼女に気づいてほしいのはその部分。 気づいているようで、やっぱり受け身的。 言われたら、直す。が基本のスタイル。 彼女が気づいて、もっと曲にのめりこめたら、鬼に金棒♪ 遠慮的な性格で、自分の思いを表現するのが、小さい頃からなかなかできない子でした。 彼女くらいに、まじめさと、丁寧さと、初見力を持ちあわせていたら、怖いものないくらいなのに。 見ていて、もったいないくらいです(T_T) 本人も、言っていました。 基本は、自分で楽譜を見て弾いて、ほとんどCDを聴いたりした事が実際はない。と。 解釈は、先生に言われた通りしか考えた事がない。 意外に本人めんどくさがり?なようで、初見が得意な分、いちいちCD聴いてみるよりも、ぱ~っと自分で弾いて納得に走る・・・と言っていました。 その部分、本人わかっていて、自分で「気」づいて直そうとするか 気づいてもそのままにするか・・・・ 直そうと思う気がでたら、絶対飛躍するのにな~~ その部分なのにな~~~ 松岡修造さんのような 「気づかせ屋」 私も「気づかせ屋」になれるかどうか・・・・・ 次回の彼女のレッスンに期待しています♪ 彼女の小さい時からの、コンクールやらの講評は、きまって 「華がない」 「つたえる演奏を」 「自分の意思を持って」 その通りのコメントでした。。。。。 確かに誰でも? わかっているけど・・・ とほっとく事。 これって、日常、、茶飯事ですね。 普段の生活で私も思い当たる。 ほんとに、ピアノも・・・感覚は同じです。 「気づくこと」 これが一番の早道。です。 本人がなおそうと思わなければ、直るはずもない。 確かに講師は「気づかせる」事に、時間をかけている気がします。 いい、「気づかせ屋」 に、私もなりたいと・・思います(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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