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カテゴリ:9・講師
ピアノやエレクトーンを教える先生は、様々です。
「何」をおしえているか、も様々です。 講師変更や引っ越しで、移ってくる生徒さんもいます。 移動してくる子、どんな子かいつも楽しみにしていますが、やっぱり最初の1か月、ヘタすると?半年はペースがつかめない事もあります。 教えている事が様々なので、当然です。 本音を言えば 「え~なんでこれを教えてないのか」とか 「この癖はなおさねば」とか 「お~、さすがだな」とか・・ その生徒が上手い、下手ではなくて、丁寧に教えられてるかどうかは1回2回レッスンすれば前任の先生の指導の様子が目に浮かびます。 この部分は、デリケートなので、もちろん不満だな~と感じても 「こんなことやってないの??」 なんてことはいいません。 また、へんな癖がある場合も、急に変えさせたりもしません。 時間をかけてゆっくり、レッスンのペースや方法を変えていきます。 それぞれ先生の着眼点が違うから当然のことなんですが・・ ♪ グレードで言うと6級くらい、曲でいうとショパンのやさしめのワルツとか がんばって弾くくらい。 結構、高レベル。それなりに出来上がってます。年齢も中学生以上。 「この曲は何調??」 「え~。わからない・・確かロ短調だったかな??」 「じゃ~調号がファの♯は何長調?もしくは何短調?」 「え・・・・ヘ長調かな?ト長調かな???」 「・・・・・」 何調か見分けるすべを知らない。 先生には何調かを言われていても、「暗記」タイプ。 基本事項です。学校音楽でも中学1年生では習うもの。(教えない学校もありますが規定としては) 曲を弾くのみに注目しているレッスンだったと思います。 でも、中学生以上で何調かわからないのは悲しい。 学校音楽では、ピアノを習っていない子も、判定の仕方を、一応勉強している(学校もある) このての生徒さんは、 音符の理屈も知らなかったりします。 「4分音符」は1拍をしっていても、名前を知らなかったり。 16分音符は弾けても、何個で1拍なんて全然知らなかったり。 よく、私は「カード」を作っています。 「ターンタ」のリズムなどを書いたものを見せて、リズムをたたいてもらいます。 「ターンタ」ができない。 裏拍がわからない。 ショパンを弾いているのに?? これも、学校音楽の話に戻りますが、小学1,2年生で教科書にでてきてしまうもの。 でも、 様子はわかります。1度おしえたし、もう、理解していると思いこんでしまう。 ショパンもひけるんだからと。 でも、子どもは結構、1度言っただけでは、当然忘れてしまう。 特に、リズムは「マネ」は誰でもできる。 だから、つい、理解していると錯覚に陥ってしまう。 実際自分で理解していないと、いきづまってしまう基本事項。 CDを聴いてまねする。 先生が弾いて覚える。 初めのうちはよくても、最終的には「自分で」読めて、わかって演奏できなくてはおもしろくない。 いままでどんな曲を弾いたことあるの? 「エリーゼのためには発表会で弾いた~」 「作曲者はしっている?」 「わからな~い」 では、やっぱりさみしい。 せめて有名曲を弾くようになったら、自分の弾いた曲の作曲者くらいは覚えるように意識させたい。 楽譜に振り仮名をふる、黒鍵にまるをつける、 これは、確かに私も子ども時代やりたかったし、やってしまったこともあり。 しかし、これに馴れると・・ 音符を読む事をしない。 何調かを理解しない。 悪循環。 この癖で、中学生まで育ってしまって、さあなおそう!! むしろ試練です。 いい習慣といい癖をつけたら、 リズムよむのも、 音符読むのも、 何調かわかるのも、 今弾いている作曲者をしるのも・・ 何の苦しみもない。 レッスン始まって 「こんにちわ~。この曲は何調?」「このリズムは?」「作曲者だれだった?」 時間にして、3分で十分。 1年に換算しても1時間。 たったこれだけで、基本事項は問題ないはずなのにな~。 しかし・・・ 移動してきた生徒の中には、やっぱり、基本はさっぱりの子もいたりします。 しっかり、ばっちりの子ももちろんいます。 つい発表会やコンクールだったり、曲を弾かねばならない状況が立て込んでいると、そのたった3分も、時間がない!! なんていう状況も、確かにあり。 基本事項を知らなくても、結構曲は弾けてしまう事もあり・・ でも、基本事項がわかっていたら、もしかしたら今よりも半分の時間で曲も弾けるようになるかも。 自分の生徒が引っ越しでやめてしまう時、 きちんと引き継ぎして、大事に教えてもらいたい。と思います。 中学生くらいになったら、あえて、基本事項を振り返るのも、ありですね。 引き継ぎは、送り出すのも、受け入れるのも、慎重になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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