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カテゴリ:7-3・自分の事(仕事)
昔々、大昔、22,3歳のころ。
クラブ弾きもしていたのですが、いわゆる美しいホステスさんがいるところ。 不定期で、月に2、3回くらい、ピアノを弾きに行っていたお店のひとつの話です。 リクエストがあればその曲を弾くのですが、基本は自由に好きな曲を30分のステージ、3回くらいやっていたと思います。 気楽は気楽なのですが、リクエストはびくびくで・・ 大きなバッグにあらゆる楽譜を詰め込んで仕事に行っていました。 たまには 「すみません楽譜がなくて」はありますが・・ ピアノのお店で、美しいホステスさんとお酒を飲まれるくらいだから、結構、音楽通?のお客さんも多くて 「テイク5がいいな~」(JAZZの5拍子もの) から 「ベートーベンのあの、2楽章弾いてほしいな~ラララ♪」 とか歌い出して伝えてくれるお客さんもいたり。 もちろん 「ロスプリモスの・・」 とかのムード歌謡もあったり・・・ 音楽通の人から、やっぱりちょっとかっこつけたい?お客さんもいたりで・・ リクエストも多岐にわたっていました。 演奏レベルがどうこう、よりも、やっぱり対応できるかできないか、 ここにかかっていたように思います。 私は、たいして上手に弾けなくて、やだな~~なんて思いながら弾いていても、 リクエスト曲を弾いたときは、みなさん喜んでくださったように感じます♪ そのお店のホステスさんは、落ち着いた方が多くて いわゆる 「ザ・クラブ」の感じ。 ほとんど日本の方ですが、一人だけかわいらしい、フィリピンの女性がいました。 私はまだまだ若くて、そうそう世間も知らないので、 「こんな世界なんだ~~」 の興味津々もあったり(*^_^*) 思っていたより、いかがわしくなくて?? お店の営業前のホステスさんの殺伐とした?電話営業やらを間近で見ていて、すごいな!! なんて思っていました。 ある日、 そのかわいらしいフィリピン女性が 「私もピアノが弾けるようになりたい!店長にはOKもらったから、お店が始まる前ここで少し教えてもらいたい。」 という、熱心な?要望で、教えることになりました。 営業前に、そこのピアノでレッスン時間を設ける。 という事です。 レッスン料の設定は、初心者の方だし、一般的な金額、当時、確か1時間3、4千円とかだったように記憶、しています。 あまり記憶がないですが、一般的な初心者の方の金額だったと思います。 はじめてなので、ほんとドレミから、のんびり楽しくレッスンしていました。 ある日・・ そのホステスさん、営業電話をしていました。 電話の相手は、いつも、そのホステスさんがお気に入りで、頻繁にいらっしゃるお客様です。 「今、私ピアノを真剣に習っているヨ。レッスン料も高いし、楽器も買おうと思っているヨ。レッスン料は毎月5万円くらいだから・・」 「!!!!!」 す、すごい! 世の中の不思議を間近で体験しました♪ 電話の中ではレッスン料が10倍に化けていた♪ レッスンも営業のひとつになっていた。 それから間もなくして、バブル期も終わり演奏つきのお店はどんどん縮小していきました。 あまり今は、ホステスさんのお店も、いわゆる「ピアノバー」とかでも、ずいぶん楽器のあるお店は、当時に比べたらほんとに少なくなりました♪ 私にとっては、結構刺激的に社会勉強もしてしまいました(^-^) おかげで、ずいぶん曲も覚えたり、度胸もつきました♪ 今となればいい、思い出です(^-^) まさにお金をいただきながら、かなりの勉強をさせていただけた時代です♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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