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カテゴリ:1-1・音楽教室(楽器店・社員)
世の中には、色んな人がいます。
講師もそうだし。生徒もそうだし。父兄も、そして 音楽教室の社員さんも、受付さんも、そして、オーナーさんも。 そんなことは 当たり前です。 ある、困った年配の「受付さん」がいました。 たいてい、音楽教室関連のスタッフの方は、多少なりとも音楽経験者が多いです。 受付もそうですが、楽譜販売の店員さんも、お客様の問い合わせだったり、楽器のことだったり。 音大出身の人も結構います。 こちらも楽譜を探す時に、ぽんぽんと、「楽譜」を探してくれると助かります。 「○○の曲の輸入盤でなくて、国内出版はあったかな?」 「確か・・学生時代全音楽譜でやった記憶が・・」とか。 題名をすっかり忘れて、ちょっと歌うと、 「あ~○○ですよ」 とか、頼りになる販売員さんは、たのもしいです。 受付さんも、生徒の父兄やらの相談を、ただの時間枠だけでなくて、タイプだったり、合う先生だったり、そういう事までを考えてくれる受付さんはいいですね。 まったく音楽経験がなく、アルバイトであったり、社員さんであったりという事も、あります。 人柄がよくて、で、十分だとは思いますが、ちょっと困った 年配の受付さんがいました。 新講師からすこしたった頃の話です。 まったく音楽はご存知ない。 ご存知なくても、構わないのですが、なぜかビッグマウスタイプ。 長くいらっしゃる方で、教室のご近所が生活圏ですから、顔のような存在で、父兄の方とも仲良くお話しされています。 どんな話しているかなんて、私たち講師は知る由もなし。 ある日、私の生徒とそのお母様が 「お話聞いていると思いますが、高校を落ちまして・・ずっと続けているから、講師になろうと思うのですが」 「??????」 私には、意味が分かりません。 話を聞くと、その受付さん、まあ、その子が高校受験に失敗して、行くところがない。 そこで 「もう、ずいぶん続けているし、聞こえてくる感じだと、十分先生の域だから、ちょっと専門学校にでも行けば、講師なんてすぐなれるよ!ここの、社長に紹介してもいいし」 と・・・いわれたようです。 まあ、よかれと思って言ったんでしょう。 もう、なんてことでしょう!! 「顔」となっているような受付さんが太鼓判を押してしまえば、ほんとかな?と思いつつも、よくわからない生徒とお母様は、本気になってしまっていて・・ びっくりしました。 傷つけるわけにもいきませんから、丁寧に、お伝えしました。 彼女は、レベルで言ったら、全然です。まだまだ発展途上中。 ピアノの本でいったら、ブルグミュラーをひけるくらい、グレードで言ったら8級くらい。 そんな、のんびりタイプ。 まだ、まだ、練習段階のこどもの一人でした。 お母様は 「やっぱりね。そうですよね。おかしいとは思ったんですが・・あまりにも熱心に言って下さるから・・」 お母様の落胆っぷり。気の毒になってしまうくらいでした。 幸い、彼女は高校もそれから受かり、そのままピアノも地味ながら続けました。 第2弾、もあります。 ある日突然、レッスンのあいまに顔を出した、すでに主婦になった生徒がいました。 随分やめてから年数も経ち、 「ひさしぶりだね」 の感じで。 その時に、 「是非先生に相談したいので、時間を取ってもらいたい」 という事でした。 ちょっといやな予感はしたんです。 どうやら、主婦になり、生活も大変!!なんて話で、この子も 「そこで、アルバイト的に講師になろうと思うんですけど」 「!!!!」 またです。 彼女は、保育士さんとして就職したまでは縁があった子です。 かけこみレッスンの期間限定で、保育士の資格を取るまでのレッスンでした。 やっぱり、話を聞くと、きっかけは受付さん。 じっくり話しました。一応、採用試験なるものの、過去の問題も参考に渡しました。 当然出来るわけがないことは、私がレッスンしていたんだからよく分かりますが、過去少しでも教えていた事のある生徒ですから、きちんと説明しました。 「そうですよね~。そう思ってんですが、受付さんが、バイトするなら受付するより講師の方がいいし、保育士だったんだから、子どもに教えるのは十分だって。また、紹介してもいいなんていわれたから、できるのかな??なんて思ったんですよ。」 この二人の生徒は、私も長くお付き合いしていない状態でした。 私よりも、その受付さんとの付き合いの方が長かった。 この件は、もう、あきれる話・・ 十年以上も前の話ですが、 これは、一種の営業妨害?生徒の気持ちを振り回すのは、いけないですね~。 何も音楽わからない状況の生徒が、「顔」のような受付さんに熱心に言われたら、本気になります。 本人にとっていい方向になればよくても、「詐欺」のような話。 きちんとレッスンしている子は、その受付さんのトンチンカン?な誘いに、 「リップサービス」とわかるのですが、 むしろ、あまりよく出来ない子こそ、ある種信じてしまう。 この話は、すでに伝説・・・です。 たまには、 そんな人に出くわす事もあるんですね。 そんな時は、しっかり信頼のおける先生に相談するのが、一番です。 伝説の・・受付さん話でした。 今後は・・出会いたくないな、の受付さんタイプです。 逆に、すご腕??なのかもですが??? 私にとっては大事な生徒。持ち上げて突き落とす結果になる経験は、しなくてもいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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