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カテゴリ:エレクトーン
ところで、
「ピアノ」と「エレクトーン」は同じ鍵盤仲間ですが、やっぱり違います。 違う楽器同士、比べてもはじまりません。 まったく方向が違いますから。 と 私は思います。 でも、「音楽」をする事に、ピアノもエレクトーンも歌も、吹奏楽とかも、基本はおんなじ。 とも、思います。 たまたま私は、ピアノもエレクトーンも指導しています。 それは、子どもの時、両方とも並行してレッスンしてきたことで、わりと、すんなり指導できる状況になっている気もします。 同業の友人も、ずっとピアノオンリーだったたけど、エレクトーンを指導しなくてはならない状況になり、習い出したらはまってしまったとか。 逆に、エレクトーンオンリーだったけど、ピアノにはまってしまった友人。 色々です。 私が感じた話ですが、 それぞれ個性がでて、ピアノ畑の友人がはまってしまったエレクトーンの取り組み方は、緻密であったり、丁寧さであったり、その友人の弾くエレクトーンのクラシック演奏は、実にすばらしい。 なんていうか確実なイメージの再現は、きっと、クラシックピアノを丁寧に積み上げてきたからだろう。と、尊敬してしまいます。 逆に、ピアノにはまった過去エレクトーンのみの友人、彼女とのJAZZであったり、ポピュラーの連弾だったりは、抜群のリズム感。 すごく、曲ののりっぷりがはじけていて、最高に生き生きとしていて、「生きた演奏」が実にうまい♪ 私は、どういうタイプなんだろう。 結構自分では、わかりませんが・・。 友人達を見ると、それぞれ自分の育った音楽環境は違うものの、それぞれの楽器にしっかり取り組んできたから、自分の経験を生かした音楽が出来るんだな~。 と、尊敬します。 今日は、エレクトーンの生徒の多いレッスン日でした。 エレクトーンのいいところは、とにかくいろんなジャンルに挑戦できるところ。 そこは、とても素晴らしいところ。 聴くだけでなく、自分で、演奏できるんですから。 たったひとりで、クラシックのオケやブラスバンドやスウィング、フュージョン・・・ 体感できるなんて、楽しいです。 でも、自分の生徒だけでなくても、 ただ、楽譜を買って弾くだけになってしまっている事が実に多い。 いろんなジャンルに挑戦できる楽器なのに 実際 「どんな曲がやってみたい??」 この質問に、結構な大人でも 「う~んかっこいいやつ」 これじゃ、エレクトーンをやっているよさが半減してしまいます。 仮に、一歩踏み込めて 「JAZZがやりたい」 それならば 「フュージョン系」なのか 「スウィング系」なのか 「パーカッションいりのラテン系」なのか 「トリオ」のような、バリバリの「JAZZ」なのか たとえば、ディズニー系。 といっても、JAZZアレンジもあれば、中には ロック調なものもあるし、 ピノキオの星に願いをとかのキレイな曲 マーチのもの・・ 沢山のジャンルがある。 それは、ミュージカル、映画系の曲にしてもおんなじ。 その、「ミュージカル」そのものが好きなのか 「映画音楽」でも、いろんな映画があって、 ジョンウイリアムスとかならスターウォーズやET。 それとも、ジブリ系なのか・・ 沢山沢山あります。 エレクトーンのよさ。 これは、絶対に幅広いジャンルに取り組めるところ。 そしてそれを自分自身で再現する事ができるところ。 エレクトーンを通して、音楽の枠を勉強するのには、すごくもってこいの楽器です。 せっかくのいい部分を、みすみす通り越してしまうのは、 もったいない。 「かっこいい曲がいい」 そこから、もう一歩踏み込まないと。 少し上手になったら、エレクトーンのいいところ。 この部分を意識して、曲を考える力がついたらいいな~。 と思います。 「機械」がやってくれる~♪ なんて、安っぽい演奏と感じてしまっては、 しょせん「歴史の浅い電子楽器」になってしまいます。 何曲弾けたかっていうよりも、もっとそれぞれのジャンルに合わせた弾きわけかた。 そんな事を意識していってもらいたい。 かっこいい。 OKです。 でも、かっこいい。は、何がかっこいいのか、 何がかっこいいと思ったのか考えてもらいたい。 テクニックを磨くために、 ピアノの練習に挑戦するのも有意義。 フレーズの表現のために歌を歌うのも大切。 エレクトーンの難しいレパートリーを確実に弾く事も外せない。 いろんな音楽の枠に取り組める、いい楽器だと思います。 エレクトーンこそ、色んな事ができなくては、表現できないんです。 本当は。 今日の自分の生徒を見て、また試験官でいろんな生徒を見て、 「エレクトーン」のいい部分を大切に取り組んでもらいたいな~。 どんな楽器も、きちんと取り組めば、それが個性になって、 いつか、どんな「音楽」に取り組む事になっても、 個性きらり☆ になると思うんですが・・ エレクトーン、 否定的なイメージの人は実際多いです。 否定的に思わせない表現を磨くこと。 まだまだ歴史は浅い楽器です。 どんな楽器でも、表現する事、再現する事。 その楽器のいい特徴をしっかり学ぶこと。 大切だと、今日はしみじみ実感です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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