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♪音楽教室日記

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2008年06月12日
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カテゴリ:9・講師
不定期に来る、現在講師(一般的な音楽教室の)をしている生徒のレッスンでした。

まだ指導をしだして5年はたちません。
彼女はもともと小さいうちから私がエレクトーンを教えていた生徒です。
中学生から、将来は受験をという事になり、
専門的な勉強をするためにピアノやソルフェはしかるべき?教室に通い、
エレクトーンは私がそのまま教えてきた生徒です。

現在は、企業の講師をしています。

講師になってからも不定期に私のところへ来ていますが、
彼女の場合も、メンテナンス的に指導の話や(愚痴の聞き役かも?)
一緒に連弾をしたり、あえて色んなジャンルをしたり、そんなレッスンをしています。
今は、ピアノもエレクトーンもどっちでもいいよ~~
そんな感じのレッスンです。


彼女は悩んでいました。
どうも、ピアノ個人で、たいてい中学生前になると続々とやめてしまう。と。
忙しい、塾で・・主な理由のようです。
これは、「普通の悩み」ですね。
どんな先生も一番考える部分だと思います。
今回は結構突っ込まれて聞かれました。

生徒と言っても、お互い「同志」です。
私の方がキャリアーは長くても、講師の立場としてはおんなじです。
20年近く指導していても、いつでも新しい発見もあれば、反省もあるし・・・

彼女は、小さいうちから私に習っていて、いまだに、
講師の枠を外れて発表会もでてくれている。
小さいうちに一緒にやっていたアンサンブルのメンバーも、
まだ、一緒に参加している状態なんですよね。
そして、当時幼稚園だった子が
今は大学生とか、メンバーもよくわかりますから。

そこで、その子たちのレッスンはどうやっているのか
と、突っ込まれました。
なんで○ちゃんや○くんはまだ、やめないか。と、ピンポイントで、きかれました。
え~~企業秘密だよ~(*^_^*)
なんて事はないのですが、実際突っ込まれて聞かれると恥ずかしい。

彼女はエレクトーンの子ですから、「ピアノ」を小さいうちに彼女にはレッスンしていない。
一緒にレッスン内容を考えていきました。
その、「ピアノ」のレッスンを一緒に考えてみました。

彼女は、だいたい
「ハノン」「チェルニー」「レパートリー」この3冊をこなす。
のが定番のようです。
それがいい、悪いは、もう教える先生次第です。
ただ、聞いてみました。
「ハノンは何のためにやらせたい」
「チェルニーは何のためにやらせたい・・」
と。

「そこが悩みなんです。チェルニーやハノンをしっかりやると、時間いっぱいになって、あとは普通にレパートリーして・・。でも、周りの先生もチェルニーはやってるみたいだし。聞こえてくるから教室から~。でも、つまんないと思うんだけど、やっぱりやらなくちゃいけないのかみたいな~・・」

という感じでした。

「正解は分からないけど、私のレッスンは、」みたいに話しました。

ハノンはやるけど、メインにならないように、楽しませる話や、連弾形式にする事。
結局準備運動の感覚でとらえているから、番号を進ませることはメインにしていない事。
チェルニーは必要な子には与えるけども、練習状況で厳しい感じの子は、ブルグミュラーをチェルニー感覚で、運指をしっかりさせたりもする事。
あとは、やっぱり、本人のゆとり時間と楽しみの時間をとらせたいから、コード譜を教えたり連弾も大事にやっている事、その子たちのレッスン話をしました。

もちろん、これがいいかは、私にもわかりません。
その子に必要なもの。そこを考えるかな。と。

ハノンやチェルニーは王道。
いいと思います!
私もやってきましたから。つまんない部分もあったけど。

これをやらねばならない。それはなんのため??

そこから始まりそうな気がします。
とりあえず彼女の話を聞くと。
彼女の場合は
「こうあるべき」
ここの部分でレッスンしているようです。
私のアドバイスとしては、
「その子に何が必要か」
ここをポイントにしてもいいんじゃないか?
そんな話をしました。

確かに「王道」を外す事は、道に外れるような気もします。
でも、最終的にその子に「何」が身についてほしいか?
そう考えると、色々でてくるような気もします。

私自身も若い時はやっぱり
「こうあるべき」も強かったし
親御さんの手前もあったと思う。
やっぱりこれはやっといた方がいいかな?みたいな。

この感覚だと、指導していても、浮足たっちゃいますから。
何でこれを教えているのか、教えたいのか。
確実に自信を持って教えていきたい。

彼女も、仮に私がやっているレッスンをそのまま、自分の生徒に施しても、
自身が
「これを教えて、こうなってほしい」
こう思えないとうまくいかないと思います。

彼女は、そんな話になるほどな~と言いながら、
また「来週もレッスンしてください!!」
と燃えて??帰りましたから、また来週、私の秘密道具(ただのアイテムなんですが)
も持って、伝授してこよう。
そう思っています。

そして、彼女自身がこれは教えたい。
そんな気合がはいれば、おやすいごようです♪

みんな一生懸命考えてるんですよね~。
私もがんばろう!!
せっかく習ったピアノ。
よりよい楽しみと自信の一つになってほしい。

生徒もそうだけど、講師も自信を持って、教えていかねば。
演奏にも大正解!がないように
指導にも大正解!これがない。
だから、楽しいけど、ず~~っと考えていくことなんだと思います。














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Last updated  2008年06月12日 10時12分28秒
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