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カテゴリ:9・講師
不定期に来る、現在講師(一般的な音楽教室の)をしている生徒のレッスンでした。
まだ指導をしだして5年はたちません。 彼女はもともと小さいうちから私がエレクトーンを教えていた生徒です。 中学生から、将来は受験をという事になり、 専門的な勉強をするためにピアノやソルフェはしかるべき?教室に通い、 エレクトーンは私がそのまま教えてきた生徒です。 現在は、企業の講師をしています。 講師になってからも不定期に私のところへ来ていますが、 彼女の場合も、メンテナンス的に指導の話や(愚痴の聞き役かも?) 一緒に連弾をしたり、あえて色んなジャンルをしたり、そんなレッスンをしています。 今は、ピアノもエレクトーンもどっちでもいいよ~~ そんな感じのレッスンです。 彼女は悩んでいました。 どうも、ピアノ個人で、たいてい中学生前になると続々とやめてしまう。と。 忙しい、塾で・・主な理由のようです。 これは、「普通の悩み」ですね。 どんな先生も一番考える部分だと思います。 今回は結構突っ込まれて聞かれました。 生徒と言っても、お互い「同志」です。 私の方がキャリアーは長くても、講師の立場としてはおんなじです。 20年近く指導していても、いつでも新しい発見もあれば、反省もあるし・・・ 彼女は、小さいうちから私に習っていて、いまだに、 講師の枠を外れて発表会もでてくれている。 小さいうちに一緒にやっていたアンサンブルのメンバーも、 まだ、一緒に参加している状態なんですよね。 そして、当時幼稚園だった子が 今は大学生とか、メンバーもよくわかりますから。 そこで、その子たちのレッスンはどうやっているのか と、突っ込まれました。 なんで○ちゃんや○くんはまだ、やめないか。と、ピンポイントで、きかれました。 え~~企業秘密だよ~(*^_^*) なんて事はないのですが、実際突っ込まれて聞かれると恥ずかしい。 彼女はエレクトーンの子ですから、「ピアノ」を小さいうちに彼女にはレッスンしていない。 一緒にレッスン内容を考えていきました。 その、「ピアノ」のレッスンを一緒に考えてみました。 彼女は、だいたい 「ハノン」「チェルニー」「レパートリー」この3冊をこなす。 のが定番のようです。 それがいい、悪いは、もう教える先生次第です。 ただ、聞いてみました。 「ハノンは何のためにやらせたい」 「チェルニーは何のためにやらせたい・・」 と。 「そこが悩みなんです。チェルニーやハノンをしっかりやると、時間いっぱいになって、あとは普通にレパートリーして・・。でも、周りの先生もチェルニーはやってるみたいだし。聞こえてくるから教室から~。でも、つまんないと思うんだけど、やっぱりやらなくちゃいけないのかみたいな~・・」 という感じでした。 「正解は分からないけど、私のレッスンは、」みたいに話しました。 ハノンはやるけど、メインにならないように、楽しませる話や、連弾形式にする事。 結局準備運動の感覚でとらえているから、番号を進ませることはメインにしていない事。 チェルニーは必要な子には与えるけども、練習状況で厳しい感じの子は、ブルグミュラーをチェルニー感覚で、運指をしっかりさせたりもする事。 あとは、やっぱり、本人のゆとり時間と楽しみの時間をとらせたいから、コード譜を教えたり連弾も大事にやっている事、その子たちのレッスン話をしました。 もちろん、これがいいかは、私にもわかりません。 その子に必要なもの。そこを考えるかな。と。 ハノンやチェルニーは王道。 いいと思います! 私もやってきましたから。つまんない部分もあったけど。 これをやらねばならない。それはなんのため?? そこから始まりそうな気がします。 とりあえず彼女の話を聞くと。 彼女の場合は 「こうあるべき」 ここの部分でレッスンしているようです。 私のアドバイスとしては、 「その子に何が必要か」 ここをポイントにしてもいいんじゃないか? そんな話をしました。 確かに「王道」を外す事は、道に外れるような気もします。 でも、最終的にその子に「何」が身についてほしいか? そう考えると、色々でてくるような気もします。 私自身も若い時はやっぱり 「こうあるべき」も強かったし 親御さんの手前もあったと思う。 やっぱりこれはやっといた方がいいかな?みたいな。 この感覚だと、指導していても、浮足たっちゃいますから。 何でこれを教えているのか、教えたいのか。 確実に自信を持って教えていきたい。 彼女も、仮に私がやっているレッスンをそのまま、自分の生徒に施しても、 自身が 「これを教えて、こうなってほしい」 こう思えないとうまくいかないと思います。 彼女は、そんな話になるほどな~と言いながら、 また「来週もレッスンしてください!!」 と燃えて??帰りましたから、また来週、私の秘密道具(ただのアイテムなんですが) も持って、伝授してこよう。 そう思っています。 そして、彼女自身がこれは教えたい。 そんな気合がはいれば、おやすいごようです♪ みんな一生懸命考えてるんですよね~。 私もがんばろう!! せっかく習ったピアノ。 よりよい楽しみと自信の一つになってほしい。 生徒もそうだけど、講師も自信を持って、教えていかねば。 演奏にも大正解!がないように 指導にも大正解!これがない。 だから、楽しいけど、ず~~っと考えていくことなんだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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