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カテゴリ:7-3・自分の事(仕事)
指をくぐったり、かぶせたり。
これで、なんとか滑らかにフレーズをつなげていく技ですが、 よく、見かけるのが、 分かりやすいところで言うと ドレミファソラシド。 この、音階(スケール)。 右手でいうなら、ドレミまで弾いて、ファをしたから親指くぐらせて、1その親指でファを弾きます。 このときに、 親指は、方向転換をします。 いわゆる、かかと。かかとを軸にして、くるっと回るような。 親指は、くぐったと同時に、ファの鍵盤に対して、 何事もなく、まっすぐになっていないと、次のソラシドが滑らかにいかない。 あ~~。 やっぱり、文章は難しい。 親指は、瞬時に方向転換しているんですよね。 しかし、生徒たちの中には、瞬時の方向転換がうまくいかず、 親指で、すでにファを弾いているのにかかわらず 2,3,の指は、 まだ、名残惜しそうに、レとミの上あたりにいる。 「瞬間芸」をやってほしいんですよね。 瞬時に、親指でファを弾いた同時に、2,3の指はソとラの上にいる状態。 これ、結構見落としてしまいがちです。 見た目は、できているように見えるけども、 「瞬間芸」で移動していない。方向転換していない。 スケールくらいなら、瞬間芸でなくてもできちゃいますが、 曲になって、むしろ不自然になっているって事もある。 そんな事に思いをはせながら、 今日は、ショパンのワルツ集。 なんだかノンストップ状態で弾いていましたが・・ 私は、どうやら、手は大きくないし、指もそう、長くないらしい。 ごくごく、標準的な大きさだと思うのですが、 慣れていたので、今まで何にも感じていませんでしたが 必然的に、 この「瞬時の方向転換」これ、多いです。多いことを納得してしまいました。 指をくぐったり、かぶせたりをする場面でなくても、 有名どころの ワルツの嬰ハ短調、Op64-2 そみ~、れ~~、そらっそれ~、そらっそど~ の曲ですが、piu mosso部分の 「そらそふぁれそ」「ふぁそふぁみどそ」 の部分。 番号で言うと、454321なんですが、 454321 の、4のところで、指のお肉が、かかとで重心を変えてくるっとまわるように、 こう、キープして、左側に重心を傾けています。 これをするためには、 腕を上手に使って、重心をかえるんです。その4の部分を軸にして。 深刻に考えたことなかったんですが、 これ、普通に大きい手の人は、重心考えなくても、ぱ~~んと一気に弾ける部分ですよね。 指を拡げて、じゅうぶん無理なく届く。 なんか今日は、しみじみ考えて弾いてみました。 こういう、地味な体重移動や重心移動。 真剣に習うって事はないものです。(私だけ??) もっと、たとえば10度(ど~高いみ)とかそれ以上広がるものは、 先生は、腕の振り方など伝授してくれますが、 1オクターブ程度のもの。 これは、やっぱり自分で覚えていったものなんだな~ と、なんかしみじみ意識しながら弾いていました。 生徒たちの重心移動。 ちょっと、もう少し踏み込んで意識してみなくては・・ これも、本人が、重心移動を理解すれば難なくできるって事もやっぱりあるだろう。 こういう、 力の入れ加減や、重心移動だったりは、目に見えてなかなかわかるものでもないし、 意識、っていう部分は、見えるものではないですからね。 ちょっと声掛け意識してみるかな~ なんて思った。 今日のワルツ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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