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カテゴリ:11・絶対音感
2,3日前にマッサージに行ったときに、私が、ピアノをやっている。
そう言うと 「じゃ、絶対音感あるんですよね!??」 その、問いに、またまためんどくさくなった、この最近。 「絶対音感」この言葉は、一般の方にもすご~~くはびこっていますね。 以前、最相葉月さんの「絶対音感」の著作で一大ブームになりましたが、 まだまだ、この「絶対音感」の言葉は、大流行??感覚です。 ところで、講師をしていて、講師仲間と 「絶対音感」これ、ほとんど話題になりません。 何かの話題で、 「絶対音感」がでても、熱が入る話題には、全然なりません。 絶対音感だろうと、相対音感だろうと、現実レッスンや、曲演奏に不便を感じないからです。 しかし、 講師仲間でほとんど話題にも上がらない絶対音感が 一般の方や、保護者の方の話題に上がるっていうのは、 ちょっと不思議な感覚もあります。 どうも、絶対音感=音楽家になるための必須条件 そう、感じられるんでしょうね。 もし、教育を受けて、絶対音感が身についたとしても、 これを、きちんと生かす術がなければ、無用の長物です。 ある保護者の方で 「うちの子は絶対音感がなくなってきたので、ピアノ続けられるか心配なんですが・・」 「?????」 謎のご質問を受けました。 そんなこと、お母さん考えていらしゃったなんて。 彼女の場合は、 確かに、まあ、わりと音がとれるタイプ。 しかし、「確実な絶対音感」でもない。 その前に、まだ、音楽の基礎の基礎もよくわかってないまま成長しているような子でした。 だから、彼女の場合、絶対音感「気味」。 こういう場合は、相対音感を身につけていった方がいい。 その方が、確実に身になる。 というか、 ピアノ全般、音楽全般をやっていて、 「絶対音感」は 私が思うところ、大きな流れの中の小さな一つ。 そんな一点に思えるのです。 10勉強することがあって、1の部分。 そんな感覚。 もし、1の部分はできているけど、残りの9ができていないなら、音楽をやっているのにつまらない。し、逆に苦しい。 どうも、 「絶対音感」のワードが「魔法の能力」に感じてしまう。 だから、つい、みんな、気になってしまうんだと思いますが。 仮に、「絶対音感」を持っていて、「魔法の能力」を発揮する。 これも、その後の勉強次第。 私にとっては、その程度の感覚の 「絶対音感」 逆に、絶対音感がきちんとできている人は、「移調」が気持ち悪かったり、わかりづらかったり、言い出したらきりがない。 絶対音感があるから音楽家になれる。 は、間違いだと思います。 絶対音感がないから音楽家になれた人もいるし、 う~~ん。 そんな感覚の「絶対音感」 絶対音感を持っているように見えて、訓練で相対音感と合わせて考えている人もいるし。 これも、 頭の中の事なので、やっぱりみんなそれぞれ。 頭の中の事は、説明も難しいし、見る事も出来ないですから。 実際は、どうなんでしょう??? と、 そんな感覚の、「絶対音感」 この言葉ばかりに気を取られていたら、 ちいさな1点だけみつめて、大きなものを見失うような(そんなことわざありましたよね) そんな気もする、 「絶対音感」ワードです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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