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カテゴリ:2-7・レッスン(大人・大きい子)
高校生、大学生、社会人・・・
み~んな忙しいです。 私も通ってきた道なので、忙しいのはわかります。 高校生や大学生なら、音大受験を考えていないのであればもちろん、 ピアノ=余暇 そんな感覚もあります。 社会人であれば、仕事の忙しい時期もある。 レッスンに通う。 それだけでもう必死。 そんな子たちに 「練習量で勝負」のレッスンを促しても、できるわけがありません。 忙しい中、レッスンをやめずに通っているって言う事は、 少なからず!? 音楽が好き な、はずです。 過去、たくさん練習してきた思い出があるから、 弾けば、練習すればできる!! そういう自信もある。 しかし、 練習する時間がない。 練習する時間を取るのはきつい。 本人たちは、 練習できる時がやってくる。 と、そう思っています。 しかし、現実なかなかうまくいかない。 それを、さぼりと言うのは簡単ですし、 練習してきて!なんて言うのは簡単。 少なからず??私は「音楽家」のはしくれです。 私の感覚を生徒に押し付けるわけにはいきません。 私は、この曲弾くのに、過去、1日何時間も弾いたんだから!! そんな事生徒に言っても伝わりません。 私は、職にしてしまったほど、音楽に取り組んでいたんだと思う。 仮に・・・ 私は、絵が大好きです。 絵を習っていたとします。もちろん、趣味的に。(実際は習ってないですけど♪) でも、うまくなっていきたい。 しかし、仕事もある。 そんな時 絵の先生が、絵をうまくなるために、毎日デッサンをしなくてはならない。 この大作しあげるために この絵画展いきなさい。毎日何かしら書きなさい!!! それ言われたら やっぱり、きつい。 生活の優先順位も、やっぱり現実あるし、 それどころじゃない時もある。 でも、絵が好きで、やめたくない。 そんなところなんでしょうか。 だから、「練習量で勝負」このレッスンはしません。 1000回弾けば、上手になる。 毎日2時間練習したら上手になる。 当然です。 過去の練習方法は、時間のある子ども時代。 最初から丁寧に、大曲であれば、まず1ページを完璧に もしくは、右手を完璧に・・・ そんなところでしょう。 そして、弾けない部分を抜き出して、何度も何度も練習する。 出来上がるまで何度も何度も・・・ その1部分で、時間が止まってしまって、先へ行けない・・ しかし、練習時間のとれる時は、 それをクリアして、なんとか、仕上がっていく・・・ 生真面目なタイプほど。そんな感じです。 だから、出だしばっかりうまくなる(笑) これ、 忙しい大人には、結構無理です。 量で勝負ができないんですから。 全体把握をしてもらいます。 そしてできない部分、ある1拍、ある小節、何か引っかかる部分をピンポイントで見つけます。ピンポイント部分は、あえて弾かない。後回し。 エレクトーンで言ったらアドリブ部分。 弾けるとこだけでいい。確実に弾けるところを見つける。 小節の1拍だけでもOK。迷子にならないで、1拍目はかならず弾く。そういうノルマをかける。 ピアノで多いのは、オクターブ奏ができなければ、まずは単音でいい。 4つの和音を押さえるのがきつければまずは、3つでいい。 装飾音符がきつければ、まずはなしでいい。 左手が、低音押さえつつ、アルペジオを弾くのであれば、低音だけでもいい。 要点を捉えて、 アバウトな演奏をまず仕上げてもらいます。 全体的な雰囲気が弾けるようになってから、 確実に優先順位を決めて、穴埋めしていく形をとっています。 ピアノも、エレクトーンも。 これ、ずる、に見えますが、 全然ズルじゃない。 要点を見つけるのは、とても重要です。 メインメロディーはどこなのか、 大事な、外せない部分はどこなのか。 この要点演奏をすると、必死で練習しなくては出来ない部分が、 結構、飾り部分であって、まあ、なくても「ばれない」←?? そんな事にも気づける。 「ばれない」って、言葉は悪いですが、 逆に、メインでない部分に必死になって練習時間をとってしまう。 結局、全体を聞くと、ボロボロ。 メインがわかると、全体はまとめる事が出来る。 これができると、練習時間は少なくても、 曲の言いたい部分にきづけます。 そして、時間ばかりとって、月日ばかりたって 飽きてしまって、最後まで曲を見れないで 次に進む。 そんな事はずいぶん少なくなります。 全体がとらえられたら、自分で出来ない部分が見えてくる。 練習しなくては出来ない部分も見えてくる。 そこからは、地味に時間をかけて練習したり、 いつか、この曲を真剣に取り組もうと思えたり、 この曲は、発表会に向けてと思えたり。 そんな曲練習パターンが、忙しい子たちにはむしろいい場合もあったりしています。 子どもの時はついつい まずは右手 まずは1ページから。 こんな練習方法が身についていますが、それは、時間のある人の練習。 そう、思って、要点捉える練習方法も、なかなかいいです。 1曲仕上げることばかりに囚われて挫折しては意味がない。 練習しなくても、上達する方法。 結構あるものだ、と、私は思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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