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カテゴリ:2-4・レッスン(様々なタイプ)
ほんとによく育ったものだ。
と感慨深い暴れん坊(だった?)男の子 の話なのですが・・ その子は、あらすじを言うと、小学1年生から習っています。 当初、 レッスンに来ても、 話は聞かない。 ピアノを無意味に両手でバンバン叩く。 当然、あいさつもしない。 空っぽのかばんでやってくる。 毎回、何弾くのかもわかっていない。 私にとっては、よくある男の子の大変バージョンのタイプの子。 まあ、その程度なんですが(笑) でも、誰にでも、特に男の子は急激な伸びきがある事を経験で知っている。 だから、私は、誰に対してもあきらめてはいけないのです! ある日、やけに誰よりも初見力がついてきて、 ○○を弾きたいと言ってきたり、 学校の伴奏を引き受けてみたり、 やってきた、やってきた伸び気が、高学年で。 そして、今は発表会にむけて、ショパンのワルツOp69-2をメインでやっています。 あっという間に譜読みが終わって、 個人的には?弾けることができている、男の子の話ですが、 譜読みがほんと2週間程度で。 あの、男の子がですよ。 そんな驚きもありますが、 次なるステップに突入です。 ピアノの苦しみ?が、彼にはやってきている。 弾けたら、終わりではない。ということ。 今までの彼は、集中力も持続力も、当然(笑)ない。 だから、曲がしあがる事が、あるようなないような・・。 その子に、仕上げ。ほんとの仕上げを伝授したい。 半年くらいかけて、じっくり、熟成させることを、この曲で覚えてもらいたい。 合わせて弾けて、強弱付けて、ペダルつけて~ これだけじゃない! 指のおにく♪の使い方、腕のまわし方、ソフトなハードな音の出し方、テンポの取り方、ためかた、間(ま)! どこまで、持続できるだろう。 今は、勝負時期です。 そんな子には冷静に話します 「君は、もうこの曲仕上がっているけど、ほんとうはここからなんだよピアノは。」 と、大人扱いして、丁寧に話をしました。 大人扱い。 こういう子には、ポイントです。 普段の私の口調も、あえて、ですます調気味に、やや冷静に丁寧で。 結構、がまんして、きこうとして、弾こうとしてる。 いつもなら、いらっとして、バンバンたたくところなのに。 ここは、その子の位置に立って、 「無理なら、言っていいよ。ついてこれるとこまでにしよう。これは専門的なレッスンだから、できなくて当然。でも、なんかできそうだからやってみよう!」 と、逃げ道も与えつつです。 どこまで、やってくれるかな。 今が勝負なんです。 レッスンも。 きっと、その子の人間的にもだと思います。 ピアノは、ほんと我慢と冷静さを養うには結構いいアイテムです。 よく、やっているな。 イライラオーラは漂っているのに。 弾こうとしているオーラも漂っている。 みんな、成長していくんだな~。 人間的にも。 嬉しいような、さみしいような(笑) がんばれ、がんばれ、やっぱり まだまだできる!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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