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カテゴリ:13-3・音楽(曲・ジャンル)
久しぶりに、伝記というか、伝記らしき本。
すごく、興味深く読めました。 精神科医・福島章著 ベートーベンの精神分析 河出書房新社(2200円) 伝記系統は、 結構、生徒に伝えるために、ごくたまに、図書館で借りてみる。 わかりやすいところをチョイス♪ そんな感覚で読む事はありますが、 今回は自分のために読んでみました。 ベートーベンも、モーツアルトも、いわゆる「天才」と言われている人。 こういう方たちは、生涯ヘビーな事が多い。 今ならば、障害名とかついてしまうんでしょうね。 そこらへんは、 知っていたつもりですが、 この本は、深いです。 音楽の深さと、人物の深さが絡み合って、曲ができているのか、 そんな気持ちになりました。 皆が知っている、晩年耳を悪くして、だけでなく ベートーベンは偏屈で、 生涯独身で、飲んだくれて、お手伝いさんをばんばんクビにしたり。 そんなところは、よくかかれている本も多いですが、 そこを超えて、 幼児期の育ち方や、 自身が初めての子供を授かった時(未婚で) 軽く躁状態で書かれたのでは? と分析されている第八交響曲。 そのときの、きらびやかさ。そのままメロディーに出ている分析。 有名な運命(交響曲第五番)の時は、 フラッシュバックからの、幻聴を表しているのでは? など、 なんだか、違う角度の分析が、面白かった。 私が印象的なのは、 いわゆる、ベートーベンは 「アダルトチルドレン」であって、虐待をうけたこと。 そこの部分が、のちのち作曲に影響を与えている。 そんなようなくだりもあり、 音楽の深さ、感じました。 音楽家に限らずですが、 みんな人生ドラマがあって、そこは影響されているんですね。 今朝は、確かフジテレビのワイドショーで 鈴木聖美が、生歌を披露していたのですが、 あの ♪タクシーに手をとめて~ジョニーの店までと~♪ の 鈴木雅之(ラッツアンドスター)のお姉さん。 びっくりしたんですよ。 このヒット曲、20年近く前だと思うのですが、 進化してるんです! 別人になられていました。 退化でなく、進化!! 音楽が、歌が、人生表している! かっこいいなって思いました。 たしなみとしての音楽も、私は大好きですが。 音楽はまると、もう、魂の叫びなんだろうな~。 深い!! やっぱり大人になっても どんどん上手くなるし、 人生積んできてるからこその味わいも出るし。 プロでも、アマチュアでも、進化していくはずですね! こういう進化系をまざまざ見せつけられたり、 ベートーベンの幼児期体験のはて、を読んだりすると、 やっぱり私はまだまだだ。 音楽って深い!! 魅力的です♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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