|
カテゴリ:2-4・レッスン(様々なタイプ)
レッスン中って、ほんとスイッチはいります。
この切り替えってなんなんでしょう(笑) 普段の生活は、てきぱきは微妙なのに、 レッスンでは、やっぱり、脳はフル活動するのでしょうか? 何か心配をかかえている子どものレッスン。 様々ですね。 たまたま私は、音楽療法をほんの少しだけ、かかわったことがある程度ですから、 専門的には語れないのですけど、 世間でも、 ほんの少し、発達障害の事も認知されてきています。 その、くせのようなものを理解すれば、 心配のある子にもない子にも、 いかせそうな気がします。 私自身その療法現場で感じたことは、 一見何もかもわからない子もいます。 だから道ですれ違ったらぱっとみてわからない。 でも、現場の雰囲気と、 私の地味な勉強ですが、 境界の線引きがとても難しい。 そんな事を感じました。 ふりかえると、 ここの部分が、今のレッスンの核の一つになっている気がします。 たとえば、 「ADHDです」 と言われ、注意欠損多動障害になりますが その言葉通り、 1日中動き回っているというわけではない。 「自閉症です」 と言われても、他人とかかわりをもたないかといえば そうではない。 「学習障害です」 と言われても、どこの部分の学習が苦手なのか 読む力なのか、計算の力なのか、わかりません。 この部分は、その子その子で様々ですから、 もともとの性格もあるでしょうし、 知的障害を伴わない事もあります。 現実に、社会で活躍している人もたくさんいますから、 この線引きは、私にはとても微妙な事で、よくわかりません。 一見心配ない子どもでも、 落ち付きのない子は、たくさんいますし、 あんまり他人とかかわるのが苦手な子もいますし 読譜力がとても苦手な子もいます。 そんな時、ほんの少し、当時の児童の対応ノウハウが、いきてきています。 例なのですが、 たとえば、ADHD系のある例で 姿勢がすぐに崩れる子、 ×「まっすぐすわりなさい」 ○「足の裏を地面にくっつけて座って」 どこに注目するかを伝える事によって、 本人に伝わる事もあります。 注意散漫になりやすいですから、 ×曖昧な課題の書き方 ○シンプルなノートに番号を付けた箇条書き これも、今、あなたは何をしなくてはならないか これを、確実に伝えてあげるようにすることでした。 自閉傾向児童は、視覚が優位です。 よく、カードを使って示すことが多いですが これは、私は得意技として、カード使用は日々やっているところです。 学習障害児童も 何が苦手なのかを把握して支援するようですが、 これは色音譜が、わかりやすかったのは実例です。 また、苦手な部分もあって、 感覚過敏な子、緊張が高い子、手の使い方が苦手な子 大声で怒鳴られるのが苦手な子 そういう、癖を持っている子もいました。 力を抜く事が難しくて 体の使い方がぎこちなくて 何かの言葉に対して、琴線に触れてしまう・・・ そんなタイプの子もいました。 でも(笑) みんな緊張もするし、大声で怒鳴られるのは誰でも嫌でしょう? いろんな子どもがいますが、 この子たちとかかわった事で、 私なりの解釈で、一番得たものは 今、あなたは何をするのか。 ここを冷静な気持ちで確実に伝えることだった気がします。 姿勢もそうですし 指の形もそうですし、 曖昧に伝える部分が沢山あるピアノレッスンなのですが、 とにかく、へりくだって、 指を立てろ、 という前に、指のどこどこの部分を鍵盤にあてるんだよ。 音符読みなさいの前に 音譜を読めるようにしてあげたらよくて、 話を聞かない子には、 パッと見てわかる色やカードを使う事で興味が入りやすいこともある。 その子に話が伝わらない。 という事は、 私の伝え方がよくなくて、 短い言葉で、わかりやすく、主語述語を使う事が大事で 抑揚付けて、大きな声で、はっきり伝える事も大事だったりで。 この部分は、 誰にでも、どんな子にも同じじゃないかな~ そう実感した事です。 でも、 ときたま。 あ~~いけないいけない。 って反省もありなんですけどね。 レッスンで、うまく伝えられなかったな、って思う時があると 結局、私はここに戻って、 どう伝えたらよかったか。 そう思う事がしばしばです。 日々冷静に。 結構、意外に難しいです(笑) が~~っとレッスンして、時間に追われて絶叫~~~。 って事もありますから~。 いつでも、初心に戻れるように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[2-4・レッスン(様々なタイプ)] カテゴリの最新記事
|