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カテゴリ:2-2・レッスン(中級)
渚のアデリーヌ。
これ、みなさんどんな印象なんでしょう?? 私がこの曲を知ったのは、たぶん中学生くらいだった気がします。 なぜか知っていた。 聞いた事があった。 でも、タイトルも、作曲者も、弾いている人も、知らなかった。 そんな感じでしたが、 一度その曲を弾いている所に遭遇すると、 ちょっと弾いてみたい! そんな魔力?のある曲なのではないでしょうか?? よく、オムニバス的な楽譜集でも 「発表会で弾きたい曲」とか 「ピアノでかっこいい曲」とか そんな楽譜には、かならず定番的に掲載されています。 作曲はポール・ドゥ・センヌヴィル作曲。 次女のアデリーヌのために作った曲で、 原題は アデリーヌに捧げるバラード というようです。 センヌヴィルはこの曲を弾く新しいピアニストを探し、 「リチャード・クレイダーマン」という芸名もはじめに決めていたという。 そして、20代前半のスタジオ・ミュージシャン、フィリップ・ロベール・ルイ・パジェス(現在のクレイダーマン)を決め、 1976年、この曲でレコードデビューしたといいます。 何度も生徒たちを発表会に出していますが、 その中でも、ごく少数にはいるでしょう。 過去、2人。 この曲で発表会に出したことがあります。 ある意味、エリーゼのためにと並ぶくらい?? 相当なメジャーな曲ですから、あんまりこの曲でだしたくないな、 そんな気もするのです。 でも過去、2名に関しては・・・ 本音を言うと、困った時の、救いの神の? 渚のアデリーヌって感じでした。 あ。私の場合は、ですけど。 この2名は小学高学年でした。 あんまり練習もやってきません。 簡単に言うと、ピアノも最近微妙でね~~みたいな雰囲気の子です。 やめると言うほどでないけども、 まったり~~~って感じの子です。 そんな時、この曲を渡すと、 ピア二スティックな感じで、 新たに、ピアノの楽しみも感じられるような勢いの曲でもあるかな? そう思ったことがあります。 ハ長調なので、気持、とっかかりやすい気もある。 そのうちの一人の当時小学4年か?5年だったか??の男の子は、 当時、どうかな~ピアノやめちゃうかな~ どこまで続けられるかな?? 危うい生徒だったのですが、 完全にこの曲ではまって、今は間もなく高校生なのですけど、 もう、うるさいうるさい(笑) 「イケテル曲やりたい」 「パッと弾けて、かっこいいやつが弾きたい」 ええ、ええ(笑) 私もそんなのが弾きたいよ!(笑) 学校でも、マンモス学校的なのですが、 学年代表でピアノを弾いたり、とても積極的に取り組んでいます。 当時の彼からは想像できないミラクルなのです。 その当時の発表会での演奏の仕上がり具合は、 そうですね・・・ お世辞にもうまいとは言えないのですけど、 何かはまったのでしょうね。 「この曲は、リチャードクレイダーマンっていうピアニストが弾いて有名になったんだ」 そんな軽く話した事もインプットしていて 発表会の当日のコメントでは 「今日は、リチャードクレイダーマンになりきって弾きたいです」 って、書いてありました。涙、、、、 この曲、作曲者よりも、演奏者のリチャードクレーダーマンの方が有名ですね。 でも、 最近、大学生の男の子に、 「そういえば、この曲知ってる??やろうか~??」 みたいに、軽くこの曲を渡したら、 なぜか大爆笑!! 本人が言うには 「給食の曲だ!!(笑)」 またしても、学校で流れる音楽あなどれなし!! 彼にとったら、渚のアデリーヌは爆笑するくらいに、給食の音楽だったらしい。 有名曲って、うっとうしい部分??(言葉が悪いかも??)もありますけど 魔力もありますね。 クラシックにしろ、ポピュラーにしろ。 どちらにしろ、 間もなく高校生の男の子にとっては、 この曲がきっかけになっている事は間違いなしです。 うん。 そういうきっかけも大事ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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