私が、はじめて演奏でお金を頂き出した頃。
事務所に所属していたので、
事務所からの仕事や、知人紹介で、
演奏の仕事を頂いてましたが・・。
その時に
「自分でも」仕事を見つけたいと思って
ホテル系から、ラウンジ系から、とにかく電話して
さらに、フロムA(ご存じですか??)
の、いわゆる水商売系のジャンルを見て
ピアノがおいてそうなお店に片っ端から電話した思い出があります。
どんだけずうずうしいか(笑)
もう
若さって、すごいです~~
怖いものもないし、へんな自信はあるし(笑)
「ピアノはおいてありますか?」
からはじめて
「ピアノを弾きたいのですが、エレクトーンでもいいです!!」
みたいな(笑)
素晴らしい!!根性で・・汗
むだにバイタリティーにあふれてました・・・汗・・
これ・・
変な人みたいです!私(笑)
恥ずかしすぎて、思い出したくないですけど(笑)
当時は全然へっちゃら~。
でも、これ、何軒かヒットしたのですよ。
まあ、時代でしょうけど。
今は、なさそうですけど(笑)
そのうちの一つで
「ちょうど、ピアノ弾いてくれる人を考えていた」
というお店を見つけました
お金の話になりますが
当時。
「30分ステージを3回で、12000円」
そんな話をつめました。
19か20だったと思います。
どちらにしろ学生です。
アルバイトとしては、いわゆる「おいしい」です。
20日働けば、月収24万にはなるのですよ。
これは、十分、一人で暮らしていける!
それはいいのですが
ほんと、今思い出すと
恥ずかしいです。
コチラの言い分は
「客席にはつかない」
これが条件です。
お店の人は
「できたら、お客さんともコミュニケーションを」
ってのぞんでいらしたのですが
若い、私にとったら
冗談じゃない。
演奏の仕事をしたいのに
ホステスみたいなことなんてありえません!的な。
結局、演奏オンリーの契約で、
お客様とは特別コミュニケーションはとりませんでしたが
今思うと
お客さんあっての、演奏者なのですよね。
しーかーも。
第一、飛びこみで電話して、
まあ、面接して、
現場でちらちら数曲弾いて、
雇ってもらう事になったのも。
若さあっての事でしょう(笑)
今思えば・・汗、、、(笑)
よく考えれば、いえ、考えなくても
どこから私のギャランティーが出てるかって
お客さんからですしね~。
そのつながりは当時
頭でわかっていても、考えられてなかったと思いますよ。
若いから~~(笑)
多分。普通に天狗だった気がする・・・
まあ、それも経験ということで・・
自分自身、許してるんですけど(笑)
夫は
お店をやっているので
お店の流れってものをよく考えます。
今はピアノ、おいてないのですけど
夫が言うのには
あたりまえですけど
ピアノ弾きを置いた事によってプラスがでるか
って事ですよ。
ピアノ弾きにギャランティー支払って
それが、利益か利益じゃないか。
そこですよね。
直接売り上げでなくても、
ピアノがあって、聴きたいというお客さんが増えるか
お店の「売り」として出せるか、
そういうことなわけで。
こういう場面では
学芸会みたいな演奏は、まあ、基本だめですけど(笑)
お客さんのハートをつかむかどうか
でしょう。
ここのラインが
まあ、当時は理解できてなかったと思います。
わりと、
うまきゃいいだろ的な感覚や弾ければいい感覚は、
あったとおもいます。恥ずかしながら・・・
生意気盛りだから~。
ほんと恥ずかしいです。思い出すと。
一応、当時の私なりには
お客さんのことを考え
リクエストにはしっかり答えられるように
それなりにやってたと思いますけど・・・
若干二十歳ですからね~~
所詮二十歳の考えでやってた気がします。
よくやってた気もしますが
まわりが見えてなかった気もしますし(笑)
それがあったから、
やっていけた部分もありますけど。
ふりかえると。
普通に、若かったよな~~って。
ああ歳重ねたなって。
なんとなく。
恥ずかしい思いで、思い出してしまいましたよ。
(PIKA2PIANISTVol.2)