♪音楽教室日記

いくつになっても
発表会の演奏前の出番待ちは
緊張します。

今回の発表会は
ピアノとエレクトーンの発表会です。

出番待ちの場所では
だいたい３～5番前くらいから待機するのですが
大学生あたりになると
もう、常連組で、
みんな知った顔同志なのですが

「ああ、まずいー」
「ああ、どうしよう」

とか、みんなドキドキです(笑)
というか、結構、送り出す私も、
かなり、平気な顔してますけど、
相当、あせってますよ(笑)

その一人の生徒で
私がエレクトーンを弾いて、ピアノを弾く生徒
そのパターンがありました。

彼女は、はっきりいうと
かなり、うたれよわくて、
自信なさげですが、今回のデュオはみずから希望して選んだ曲です。
しかし～～～
その、うたれよわさ・・・

あってない、って気付くと、放心状態になってしまって
とまっちゃうようなタイプで、
かなり、わたしとしても勝負だったんですよねー

私の思いとしては、
コンクールと違って
発表会っておまつりな気分ですから、
本番は、ひとことでいうと
なんでもいいって思ってます。
多分私は、結果よりも過程を重視したいタイプなのかもですが、
結果は、私がどうこういうよりも
本人が一番分かっていて
失敗した個所を指摘して
傷口に塩を塗り込むような事はしなくてもいいかと。

だって
舞台は魔物が住んでいるものだから(笑)
今回の経験は私が議論しなくても
次に生きるものですから。

その、打たれ弱い彼女、、、汗
彼女とのおつき合いも、もう10年になりますが
ほんと、打たれ弱い(笑)

結局、本番、やっちゃいました。
ああ・・
彼女はもう、のりきれなくて、
途中で意味不明になっていましたが、
私も、演奏してますから、助けてあげること出来ないので
しかたなく。

満面の笑みで(笑)
笑顔でごまかしつつ、
はやくはいってきて～～みたいな(笑)

そうしたら、はいってきましたよーー
いいじゃない～～
そうそう、それでいいよ～～
曲的には、なんだか
意味不明に間延びしつつ？
トリルで？？つなぎつつで、変な曲になってましたけど・・汗

でも、
演奏が終わって、
お母様と、その彼女がやってきて、
「先生が笑ってたから安心しました～。ありがとうございました」
って、言ってました。
ありがとう、って言われても
たすけてあげられなくてごめんね。だったんですが、

なんか。
笑いってありだなってちょっと思いました。
厳密に言うと、大失敗だった彼女なのですが
なんだか
とても、満足していて、
翌日朝一番でメールもきて
どれだけ楽しかったかって書いてあって
嬉しかったです。

発表会で、
講師の役目はなんだろうか。
上手に弾ける事を促す事も大事かもですけど
笑っておくのも大事なのかと(笑)

発表会の位置づけ。
人それぞれで。
ステップアップを目的にする子もいれば
その時のアクシデントも楽しみに変える子もいるし、
やっぱりいろいろあっていいと思う。

音楽に対する考えって、ほんと色々ありますし
その子にとっての目的も色々ありますが、

音楽楽しくなくちゃね～
とりあえず笑っておくのはありなような事を
ちょっと実感しました。
もしも、
生徒が空白になった時。
私がしかめっ面してたら・・・・
恐ろしい結果があった気もします・・・・

笑っておくかなー
笑いじわウェルカムで～～～(笑)

って・・
本音を言うと相当、神経すり減らしてるんですけどね、、、