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カテゴリ:2-4・レッスン(様々なタイプ)
私の生徒の中で、
アスペルガー症候群の子と 読字障害の子 がいます。 (どちらも、親御さんからのお伝えです) この子たちは、ある紹介で教えることになったのですが 特別にフォローをしなくてはならない という事でもない子たちに感じられるくらいです。 学校では、 通常学級に在籍しています。 彼らたちは、少し、特徴があるものの、 その特徴を意識するだけで、 なんら、普通のレッスンと変わりはありません。 細かい話は、医学的になるのだと思うので 私にはわからない事ですが・・。 二人とも小学生です。 保護者の方の意向で、 学校の音楽での対応のフォローと いろんな興味範囲をということで、レッスンをしています。 細かい特徴の説明は省きますが、 ひとことで、レッスンの対応をいうなら。 曖昧な表現をやめて 視覚に訴えて、 色音符は効果的でしたし、 言葉の説明を明確にしたくらいです。 だから、大威張りな? レッスン伝授法があるわけではないのですが・・汗 ただ、 この子たちには少々困難な特徴があるだろう その意識を私が持っているだけで レッスン内容には何も区別はありません。 そういうことで、保護者の方にも理解を得ています。 だから、 学校の音楽も、別に何も問題ないだろう そんな意識でしたが これがまた、大ありなようで・・・ 芸術系の先生はもう、ぶっちゃけ?? 育む事が好きな先生と、 御自身の音楽観が重要な先生と 二通りあるのではないかと思います。 さらにいうなら 50代以降の先生は 発達障害の存在すらよくご存じでないことも多い年代です。 どちらもそれぞれ、 現実はありだと私は思います。 しかし、義務教育で教育をうける子たちにはニーズがある。 今は、 特別支援教育やインクルーシブ教育がいわれています。 その時代に、どう対応することができるか? そこは、 まあ、私は教員でないのでわかりませんが・・・。 ピアノレッスンであれば 多少先生の個性や、方針はあってもいいかと思いますが 学校は、教育をうける権利の場所でもあると思います。 だから、 もっと、児童たちの個性や、特徴を 理解しなくてはいけない場所なのでは? そう思ったりもします。 アスペルガー症候群の私の生徒の場合は、 曖昧な事ができない特徴を持っています。 学校音楽で、 「かえ歌を作ろう」 こういう課題がありました。 彼は、こういう曖昧な?適当にこなすことが出来ません。 そして彼は 「できないーーー」ってパニックになります 通常児童のいう「できない」とは違うのです。 その時先生は 「うるさいうるさい、あなたは赤ちゃんなの??」 こうやって言われたそうです。 ふかく傷ついています。 そして彼は、自己否定感が強くなる。 さらに、指先の不器用さがあり、 これは、先天的なものです。 だから、リコーダーも上手く穴を押さえつける事が困難です。 意味と理屈は分かって、やっていても 力が弱いから、穴をふさぎこむことができなくて へんな音が出てしまう。 この時に 「また変な音を出してー!!!」 こう、言われ続けられても、本人は一生懸命穴をふさいでるのに できない・・・ なぜならば、指先の神経が弱いんです。 ここのフォローなんだと思います。 どうやったら、この子が快適に、もっと積極的に物事に取り組めるか? でも 出来ないといわれる彼らは、 出来ないのではなくて、やっている事も多いです。 それが、微妙な困難さから、 結果につながらないって事もあります。 よくいわれる 彼らの2次障害。 やっているのに、評価されない。 そこで自己否定が強くなり、 よろしくない状況に陥る。 そういう困難を抱えている子がいる そこを理解しない学校の先生もいるということなんですよね。 彼らは、社会的に、障碍児童とは受けとられません。 だから、困難なんです。 そこを、ただの一般論で できない。 そう否定されたのでは苦しい。 そんな話を今日生徒の親御さんから聞きました。 彼らはよく理解はできています。 音符も読めるし、 それをピアノで弾く事も出来る。 現実同年代の習っている子に比べたら のんびり進度だとは思いますが、 びっくりするほどのんびりでもない。 私にとって、大事な生徒たちが 学校の音楽で、せつない仕打ち?を受けた話を聞くと 私もせつなくなります。 結果のみではなくて 過程も大事だし、 よくみたらやっているって事もある。 指導者としてそこを見逃すのは、いけないと思う。 もっと、あらゆる年代の方たちや 指導をする先生方 いろんな子たちがいる事を理解していかねばいけないのではないかな?って、 そんな事を思った 今日の生徒の話です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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