♪音楽教室日記

急に思いだしました。

私が最初にジャズを教えてもらった先生は
すごく年配のおじいちゃん先生で
米軍基地で弾いていた話をされていた事を思い出します。
適当に弾くことはわかっていても
習う、というのは、当時初めてでした。
１８，９歳だったと思います

その先生は、ブロッキングというか、
和音の響きをスライドさせるセンスの先生で
おもしろい響きをさせてくる？先生でした。
そして、休符というか「間」が多い感じのアレンジが多い。
なんだろう？
おもしろいんですよ。

この和音つけちゃうんだーみたいな。
ショッキング？？な響きな感じの。
絶対、テンションコードのヘビーなものしか使いません的な。
そういう学習をさせて頂き、
かなり私も夢中になりました。

そこは私も、まだ若いし、応用も浅い(笑)
その感覚をひっさげて、
ある時、所属していた事務所の社長のところで弾くことになりました。
私がジャズを習い出した
そんな話からの流れです。

たまたま、
ホテルのＢＧＭの仕事があって、
まあ、社長の中のオーディションでしょうけど。

その社長は、もともと自身が演奏していた方なので
アドヴァイスも的を射てる。

「今、どんな先生に習ってるの？」
そこから話が発展して
これこれこういう先生で、こんなレッスンで
そう話した気がします。

社長は、
「、まあ、そういう演奏もあるけど、それ今は古いって思われるわよ
　ホテルは違うのよ～
　もっと端から端まで使って、がんがん音数いっぱい入れた方が受けがいいの
　そういうものだから、覚えておいて」

これ(笑)
結構、わざとらしくて、私は好きじゃない(笑)
やたら、ゴージャスにあえて！魅せてる感じで(笑)
でも、ちょっとなるほどって思いました。

私の当時の感覚とは反して、
受けがいい悪いって、やっぱりありましたから。

ここは、音楽やってる人
批判もあるでしょうね。
そんな音楽しないぜ！的な？(笑)
でも、自分の演奏をみせるよりも、その場所のニーズ。
そういう仕事の種類を教えてもらった話です。

今思うと、
これも洋服のはやりと似ているのか？
今は逆に
端から端まで(笑)のアレンジっぷりも
時と場合に応じては古く感じる気もする。

言葉で言うの難しいけど
そういう空気ってあります。
演奏のはしはしに何かがにおう？
それは曲チョイスだけではなくて。

微妙な空気でしょうけども。
言葉で言えないけど、
自然に耳に入るものと、なんか止まった空気が漂うものと。

演奏も指導もですけど、
時間とめちゃダメだなって
よく思うのです。
何も新しいものばっかり追う必要は
全くないと思っていますけど、
なんだろう
そんなニュアンスを思い出しました。

そうそう。
部活動の時、汗が出るから水は飲むなって教わった世代ですが
今は、飲まないと熱中症になるからだめだって言われてますよね

そんな感じ？
うーん
違うかな

そういうニュアンスを感じる時、たまにあります。
あれもあって、これもあって、じゃあどう考える。
そこからはじまる何かもある気もする。