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カテゴリ:2-6・レッスン(女の子)
器用貧乏
これ、結構しみじみする言葉なんですよね~~ ちょうど、私の中学3年生の生徒が 受験が終わるまで、レッスンの休み・・というか退会? の生徒がいます。 中学3年生 多い事例です。 この生徒は、企業の生徒でなく 私個人の生徒なので、 「再入会金がかかりますよ」とか そういう、事務的な話はないのですけど、 その子は、 幼稚園から教えていて、 かんたんに言うと、 とてもよくできる子で、 親御さんも熱心で、母子で一緒にはりきるようなご家庭でした。 小さいうちにコンクールも参加して 必ず、奨励賞的な? 金賞とかではないけども、誰が見ても、がんばって良くできている そう評価が下るような、よい生徒 そういうタイプです。 彼女は、小学校も 都内では有名なお嬢様学校といわれるような学校に合格し そのままストレートに進学しています。 レベル的に言うと そうですね~~ がつがつ練習するタイプではないけど 元来の賢さから、 能力先行でレッスンしている感じで、 練習量は少ないけれど 賢い分、やればやるだけ十分なレベルに達するタイプ そういっていいと思います。 学校では、 有名なお嬢様学校所以か、かなりピアノを弾ける子も多く 学校で花形をとれることはできない。 良くできる子だけど、披露するチャンスに恵まれない子。 そういう位置づけで見ていました。 モチベーションを上げるのに、なかなか難しいタイプです よくできるから。 しかし、がつがつしたいタイプではないから。です。 そんな彼女が中学3年 幼児だった彼女も、中学生。 親御さんの説得も効かないお年頃です お母様もよ~~くわかっていて 「○○は、結局なんでもできてしまうんですよ。 しかし、器用貧乏のように、何をやっても、学校でも、習い事でもそこそこできてしまう しかし、何一つ、長く続かない 唯一長く続いてるピアノは、一生かけてもやらせていきたいんですが・・・・ 私の育て方がいけなかったのかもしれません。 いつもなんとなくできて、もっと追究するとか継続するというのがなかなか・・」 そうおっしゃるのです いろんな話をしたのは言うまでもないのですが、 確かに彼女を教えていて、いろんな習い事をしているのを知っていました テニス、水泳、体操、バレエ、珠算、バイオリン・・・・ 忘れちゃうくらいたくさんありましたが、 見事に、ふと気付くとやめている・・汗、、 しかし、それなりにそこそこにできていることも よ~く知っています お母様が数年前から、器用貧乏ワードを出しつつ せめて、続いているピアノはこのまま続けさせたい そうおっしゃていたのに やってきてしまった、この時期です そこそこできるけど、 スペシャルになるまで続けることができない ああ・・・・・ ほんとなるほどです 私も、彼女にモチベーションを上げられなかったことを悔やんでいます いろいろ 手を変え品を変えやってきたつもりですが 響きが薄かったようです。 難しいですね・・・ 彼女のお母様がおっしゃる通り ほんとに彼女は、器用貧乏 その言葉がぴったりくるくらい いろんなことをやらせても、そこそこできる しかし、その先に何をしようかっていう 「そこ」がなかなか提示しにくい。 母子関係をみていると お母様が考えるより、その彼女は突っ走っている。 親子も難しいな~。 なかなか思うように規制もできないのが親子なのかもしれない。 みんな それぞれ成長もしつつ いろんな思考も出てきたりです そんな彼女が今後どんなふうに成長して その後、ピアノとはどう付き合うか?? たかが、ならごとのピアノではあるけど されど、ですよ(笑) ピアノの位置づけは、これからどうなっていくか?? 音楽経験が、将来のプラスになってくれたらいい。 そう思いつつ、またまたお母様と、 長電話しつつ(笑) 今後も見守りたいと思いつつです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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