かなり薄味
『探偵倶楽部』 東野圭吾 ☆☆★★★本当は、1.5位なんだけど(^^;)。’96に発行された本が文庫化されたので読んでみた。ミステリーの短編集なんだけど、大したひねりも無いし、『面白い!!』という話は、1つも無かったように思う。東野作品との出会いがこれだったら、後は読まなかったかも。『秘密』が初めてで良かった(笑)。東野さんの作品で、1番すきなのは『トキオ』かな?何故か今はタイトルが、『時生』に変わってるんだけど。NHKでドラマになったけど、本の方が数百倍良かった。でも、何回も読み返してしまうのは『白夜行』。これは、☆☆☆☆☆だと思う。まずこれを読んでから、『幻夜』を読んで頂きたい。図書館で2冊が離れてあったら、思わず並べ直してしまう私(笑)。どちらも、かなり切ない。でも、作品としては『白夜行』の方がクオリティが高いんじゃないかな。来年、ドラマ化との事。キャストを聞いて、正直がっかり。別に嫌いな役者さんじゃないし、下手だとは思わないけど、あの2人で雪穂と亮司を演じるのは、ちょっと。。。いや、かなり無理があるように思う。事件が起こった時から、19年間の2人の歴史を綴るには、あまりにも幼すぎるのでは。