尻すぼみ。。。
『銀の砂』 柴田よしき 好きな作家さんなんですが、読むのは昨秋の『激流』以来です。かつて仕えた人気作家・豪徳寺ふじ子が入院し、それを見舞った事でまたもや彼女に惹き込まれて行く珠美。結婚を理由に、ふじ子の元を離れた筈が、今は離婚し細々と小説を書く日々を送っている。そんな珠美を尋ねて来た、一人の男。この男の来訪が、きつく閉じた筈の過去を甦らせてしまう。途中まで、すごく面白かったです。ふじ子は、頭の中である作家さんをイメージしてしまい、最後までそのままその方が演じてくれました(笑)。『激流』は、肩透かしでがっかりしていたので、久々にHITかなと読み進めて行くうちに・・・。つまんな~~~い柴田さん、スランプ昔のドキドキするような面白さが、ここ最近は感じられません。あくまで、素人の感想ですけどね。