やっぱり年をとった私。
やっぱり外国人とはうまくやっていけないなぁと思った。と言うのも我が家に外国人の友人がしばらく滞在していたからだ。彼ら(そう、一人ではなく二人も)はとても優しい人間で友達として今までうまくやってきたしこれからもいい友達と信じたい。ただなんとなく納得できないところがある。二人ともまだ日本初心者で日本語はまだまだできないし読み書きだってもちろんたかが知れた程度しかできない。まぁ語学力なんていうのは継続していけばそれなりに伴ってくるのでどうでもいい要素なのだけれども問題は日本が好きな理由である。彼らが日本を好きな理由は歴史的魅力でも文化的魅力でもなく任天堂やアニメがきっかけとなったと言うところ、ここがどうしても私にはしっくりこないところなのだ。ゲームやアニメももはや日本の現代文化なのだろうけれども全くと言っていいほど日本の歴史に関心がなく、伝統芸能に興味を示さない二人にちょっぴりがっかりした。二人のうちひとりは南欧州出身なのだけれども彼の方は浴衣を買ったり、お風呂を好んだりとまだこれから文化を学んでいきそうな感じはあるのだけれどももう一人の北欧州出身の彼はもっぱらゲームとアユミ・ハマサキである。温泉に連れて行こうか、と言う提案も却下された。これが現代欧州における日本のイメージかと思うとまたショックで胃が痛い。百歩譲ってゲームやアユミ・ハマサキがきっかけになってもいい。でも日本に伝わる美しい伝統も学んで欲しい・・・なんて欲張りなんだろうか。いや、単に彼らが20代前半で若かったせいもあるかもしれない。もう少し年をとれば日本の伝統に興味を持つのかもしれない・・・。やっぱりショックでやっぱり悲しい。なんか取り残された気分だ。