テーマ:今日のこと★☆(105703)
カテゴリ:こんな日
2007/08/27 martedi
葬儀は、11:00から。 哀しいことが、事務的にサッサと進んでくれるのは助かる。 関白の叔母なのに、ヤツは、昨日から出張でお通夜も葬儀も欠席。 実弟の時もそうだったので、誰も驚かない。 親族以外は、殆ど、叔母と同じ、クラシック音楽の関係者だ。 遠縁のピアニスト長谷川さち子さんも来てくれた。 彼女が、海外から日本に活動の場を移した時、カザルスホールで、叔母に聴いて貰った。 「終わって直ぐオバチャンが楽屋に行くってことは、合格だよ」 と、その時関白が言ったけれど、その後、紀尾井ホールなどでも演奏する機会を得て、 彼女は、叔母にとても感謝すると同時に、叔母から、いろいろな話を聞けることを、 とても喜んでいた。 「もっとお話ししたかったのに・・・」 訃報を告げた時、とても残念がっていた。 そんな彼女と、今日はずっと、叔母と音楽とのかかわりを話して過ごした。 彼女の恩師が、N響との演奏を録音する時、マイクの位置を決めるのは、叔母だった。 85歳になった今年も、アマチュアのピアノコンクールの審査員を頼まれ、 本選だけで勘弁して貰ったの、と言ってたこと。 是非聴いて欲しいと舞い込む、コンサートの招待状。 以前姪一家と、神奈川県に住んでた頃は、交通事情で、最後まで聴けなかったけど、 1人で都内のマンションに戻ってからは、最後まで聴けると、喜んでいたこと。 いろんな人と、いろいろ話しているうちに、叔母の一人暮らしは、 それほど寂しくなかったかも知れない、と思えてきた。 大好きな音楽に最後まで関わって、若い演奏家達に暖かい目を注いできて・・・ 参列者のお一人が、 「これが最後のお仕事でした。お棺に入れてあげて下さい」 と1枚のチラシを下さった。 「グランド・マスターズ・コンサート」2007.11.23 紀尾井ホール 実行委員に、叔母の名があった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月29日 22時22分52秒
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