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LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

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2007年08月27日
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カテゴリ:こんな日
2007/08/27 martedi
葬儀は、11:00から。
哀しいことが、事務的にサッサと進んでくれるのは助かる。
関白の叔母なのに、ヤツは、昨日から出張でお通夜も葬儀も欠席。
実弟の時もそうだったので、誰も驚かない。

親族以外は、殆ど、叔母と同じ、クラシック音楽の関係者だ。
遠縁のピアニスト長谷川さち子さんも来てくれた。
彼女が、海外から日本に活動の場を移した時、カザルスホールで、叔母に聴いて貰った。
「終わって直ぐオバチャンが楽屋に行くってことは、合格だよ」
と、その時関白が言ったけれど、その後、紀尾井ホールなどでも演奏する機会を得て、
彼女は、叔母にとても感謝すると同時に、叔母から、いろいろな話を聞けることを、
とても喜んでいた。
「もっとお話ししたかったのに・・・」
訃報を告げた時、とても残念がっていた。

そんな彼女と、今日はずっと、叔母と音楽とのかかわりを話して過ごした。
彼女の恩師が、N響との演奏を録音する時、マイクの位置を決めるのは、叔母だった。
85歳になった今年も、アマチュアのピアノコンクールの審査員を頼まれ、
本選だけで勘弁して貰ったの、と言ってたこと。
是非聴いて欲しいと舞い込む、コンサートの招待状。
以前姪一家と、神奈川県に住んでた頃は、交通事情で、最後まで聴けなかったけど、
1人で都内のマンションに戻ってからは、最後まで聴けると、喜んでいたこと。

いろんな人と、いろいろ話しているうちに、叔母の一人暮らしは、
それほど寂しくなかったかも知れない、と思えてきた。
大好きな音楽に最後まで関わって、若い演奏家達に暖かい目を注いできて・・・

参列者のお一人が、
「これが最後のお仕事でした。お棺に入れてあげて下さい」
と1枚のチラシを下さった。

グランド・マスターズ・コンサート」2007.11.23 紀尾井ホール

実行委員に、叔母の名があった。





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最終更新日  2007年08月29日 22時22分52秒
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