テーマ:今日のこと★☆(106267)
カテゴリ:教会
2007/09/05 mercoledi
マザー・テレサが亡くなって、もう10年になるという。 今も、志を継いだ多くの人が活動していて、いろいろ報道されたり、 本屋には、関連書物が、いつも沢山並んでいるので、亡くなったことなど忘れそう。 没後10年の追悼のミサがあるというので、 近頃ご無沙汰している教会に行った。 司式は白柳枢機卿。 かつては、よく教会構内でお姿をお見かけしたのに、 教区長を辞されてからは、 すっかりお目にかかる機会がなくなった。 現教皇選出のコンクラーベの後は、お疲れで、 入院なさったりしたと伺っていたのだが、 いまはもう、すっかりお元気なご様子。 マザーの3回の来日の折のお相手は、この枢機卿だったので、 沢山の思い出をお持ちのようだった。 ホームレスを見て、日本にも修道会が必要と感じられて、 直ちに、シスター達を送られると言うので、その為の施設を用意されたのも枢機卿だった。 蟻の街で見つけた古家に手を入れたのだが、お湯が出るようにすると言うのを固辞された。 インドと違って、こちらの冬は寒いのだからと言っても、聞き入れて貰えなかった、 というエピソードが披露された。 そして実際、間もなく2人のシスターが送られてきて、少しずつ人数が増え、 男子修道会も出来て、今ではすっかり、日本で大きな働きをしてくれている。 確か最初の81年来日の時には、tamが幼稚園にいたので、 近くでお目にかかることができた。 「ただのオバーサンだったよ」 今でも、思い出すと、tamそんな風に言う。 でも、ホントのただのオバーサンだったら、覚えてなかったのでは? と思ったりもする。 最後に、日本にいるマザーの修道会のシスターが、マザーと同じ白地にブルーの サリー様の修道服で祭壇に上がり、ご挨拶された。 [Photo by Sr.S.Shirai] 聖堂の端には、マザーを初めて日本に紹介した、シスター白井の写真がパネルで展示され、 大勢の若い方達が、群がっていた。 中には、写真の間にちりばめられた、マザーの言葉を、携帯の写真に納めている者もあり、 マザーのメッセージが、21世紀の若者達の心に届いていることを実感させられた。 ミサの終わった後も、オルガンの音の響く聖堂の中では、そこここで、 シスター方を囲んで、談笑する人々が、いつまでも見られた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月08日 18時21分58秒
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